熊手はどこに飾りましょう?
もちださんちのくるみちゃんは、おしゃまな6歳の女の子。元気いっぱいの一年生で、知りたいこといっぱいです。
1月最後の日曜日。今日のくるみちゃんは、パパのチカラさんとおうちのお片付け。物置き部屋を整理して、くるみちゃんのお部屋を作るのです。くるみちゃん、今日もお手伝いにも力が入ります。
くるみ 「ここ、拭いておくね。」
チカラ 「ありがとう。そうだ、そこの紙袋も取ってくれるかい?」
くるみ 「はい、どうぞ。あれ?熊手だね。どんと祭に持っていかなかった?」
チカラ 「それ、おととしのなんだよ。
その時、どんと祭用にまとめておいたんだけど、当日見つからなくて。
結局手ぶらで行ったんだよね。そうか~、ここにあったんだね~。」
くるみ 「もっと分かりやすいところに置けばいいのに。」
チカラ 「そうだよ!ナイスアイディア!
目につくところに置いておけば、なくすことはない!!
縁起物は、新旧共に、リビングの壁に貼っておくことにします!」
くるみ 「いや、神棚でしょ、ふつう。」
チカラ 「私は、古い因習と常識を打ち破るオトコだ!」
くるみ 「その割にトラディショナルな縁起物買ってるけど?
でもせっかくだし、調べてみようよ。」
https://everyday-life365.com/kumade
くるみ 「飾り方って、意外と自由だね。
神棚だけでなく、リビングでも玄関でもいいんだ。
ただし、熊手を傷つけず、高い清潔な位置で、
なるべくなら神様に北以外の方向を向いてもらう、と。」
チカラ 「どうだい、パパは間違えてなかったろう?」
くるみ 「うん。だいたい正解。
でもさ、ママのドライフラワーよけて熊手置いたのは…
本当にまずいと思うよ。」
チカラ 「本当だね。
しかも、そのドライフラワー、踏んで粉にしてしまったんだ。
おっと、節分待たずに鬼が出るぞ~!!逃げろ~!!!」
ママのちよ子さんが、怖い顔で仁王立ちしています。豆ではとうてい鎮められない荒ぶりようですが、パパとくるみちゃんは大丈夫かしら?
それでも仲良しな、もちだファミリー。遅ればせながら、たくさんの幸せが集まる一年だといいですね。
