LATER SEQUELS SERIES #14
2025年4月 後年になって続編orリメイクが作られたシリーズ 愛及屋烏
戦姫絶唱シンフォギア(2012)
戦姫絶唱シンフォギアG(2013)
戦姫絶唱シンフォギアGX(2015)
戦姫絶唱シンフォギアXD(2017~2024)
戦姫絶唱シンフォギアAXZ(2017)
戦姫絶唱シンフォギアXV(2019)
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暁切歌
CV.茅野愛衣
「ごめんなさいの勇気を出すのは、調1人じゃないですよ。
調を守るのは私の役目です!」
来歴
武装組織「フィーネ」の一員として、月の落下から人類を救うべく行動する。
二課の面々と幾度と刃を交える中、英雄願望から暴走しつつあった、ウェル博士の手によって「LiNKER」を過剰投与された事により一時戦線を離れる。その際に起きた事故で調を守ろうとした際に、調に宿ったフィーネの力が発動。 この時、調が無意識に発したフィーネの障壁に切歌が手をかざした形となった事で、自分にフィーネの魂が宿ったのだと錯覚してしまう。
元々、武装組織「フィーネ」はマリアを新たに転生した新生フィーネとして祭り上げており、彼女自身もマリアがフィーネであると信じていた。 調に対して「自分が自分でなくなるなんて怖い事を結果的にマリアに押し付けてしまった」と苦しい胸中を打ち明けていたのだが、今度は切歌自身がフィーネの器だったという残酷な事実(実際は錯覚だったのだが)に悩む様になる。
この時、切歌は置き手紙と、それ付随するキャラソン「手紙」※を残している。一聴すると歌詞に顔文字や誤字が入っていて、曲調も明るいのだがその実、内容はタイトルの手紙に違わず切歌の遺書である。
更に本編後半でのメインビジュアルの変更に伴い、切歌が1番目立つセンターの位置に描かれていた為、彼女が死ぬのではないか?との不安と憶測が適合者の間で飛び交った。
そして、フィーネの件を勘違いしたままの彼女は最終的に、自分が生きていた証を成果として遺す為、何より「新世界で調に生きていて貰う為」にウェル博士の強硬路線に同調する。
調がこれに反発し、2人は互いを想いながら戦う事になるのだが、その時に調が「力」を発動した事で、フィーネの魂が宿っていたのは調の方だったという事が判明。全くの誤解から調を傷つけてしまった事に気付いた切歌は、自らに嫌気が差し、自刃する事を決める。
しかし、これを調が庇った事により、その傷を調に代わり受け止めたフィーネの魂は、調の身体から完全消滅する事となった。
序盤は雪音クリスとの対戦カードが多く、得意なレンジの差を活かして、彼女を大いに苦しめる。反対に、同じく近接戦を得意とする翼には苦戦を強いられた。
その後、フロンティア事変の最終決戦においては、調との蟠りを解消し、響達に協力して戦いに参加。一連の事件を終結へと導いている。
※最終的に遺書だった筈の曲、『手紙』は「自分の勘違いで小っ恥ずかしい歌を歌ってしまった」という黒歴史になってしまった。 続編のGXでは日常用の新曲で「おきてがみ」が誕生し、更に擦られている。 視聴者からは、勘違いとはいえ自分が消えて無くなる恐怖と懸命に戦った切歌を責めたり貶めたりするのではなく「心配させやがってコイツ!」的なイジられ方をされているのは、彼女が愛されているから……だと思いたい。
キャラクター解説
『戦姫絶唱シンフォギアG』より登場。
マリアやセレナ、調らと共に、アメリカの聖遺物研究機関のF.I.S.にてフィーネの魂の器を見出すべく集められた観測対象「レセプターチルドレン」の一人。
明朗快活で協調性の高い性格で、仲間や友人、家族を思う気持ちも人一倍強く、大切な人達の為ならば世界を敵に回す事も躊躇わない。
また、その身の上から「弱者を守る」立場に対するこだわりも強く、ウェル博士の強硬な姿勢には強く反発していた。
「常識人」を自称し、何でもかんでも腕ずくで解決しようとする傾向の強い調をフォローしつつ、事を穏便に済ませるべく努力する良きパートナー。
ただし、素は年相応……というか、若干不相応なくらいには子供っぽく、自他共に認めるお気楽者。
度々口にする「常識」についても一般的なそれとはズレている事が多い。 要はアホの子。響と合わせて、バカ二号呼ばわりされる事も。
語尾に必ず「デス」と付けて話すのが口癖。 「〇〇します」で切る所でも「デス」を付けてしまう。 困った時もとりあえず「デデデ!?」「デース!」とか叫ぶ、というか鳴く。 五期XVでは任務で南極に赴いた際、日本が冬で南極は季節が反対だから暖かいと勘違いしており、それを信じた響(それもどうかと思うが)に言ったのは誰だよぅ、と苦情を言われた際「デデ、デース」と寒さに震えながら挙手(自白)した。
センスの程もかなり独特。 「マムが好きな日本の味」として、彼女の死後、墓前にボトル醤油を供えたり。 相方の調の名前を気に入ったのも語感(しらべ)がやじろべえに似てるからだった。 必殺技名も「『殺す』意味に繋がる漢字一字or熟語+童話関係の単語×文字化け」といった感じで、初見だと何が何だか全く判らない物が殆ど。以下が例。
切・呪りeッTぉ→ジュリエット 双斬・死nデRぇラ→シンデレラ 怨刃・破アmぇRゥん→ハーメルン
常識ってなんだっけ……?
SG-i02 Igalima 獄鎌・イガリマ
Zeios igalima raizen tron(夜を引き裂く曙光のごとく)
日本政府の管理外にあるノーナンバリングのギア。メインカラーは緑。
魔女、死神、ピエロ等を混ぜた様な割と可愛らしい意匠をしており、帽子の様なヘッドギアがトレードマーク。このヘッドギアには、タロットで死神を意味する13(ⅩⅢ)の意匠も見られる。 ちなみにインナーの模様はどのシリーズでも調とおそろい。
アームドギアは魂を切り刻む翠の大鎌。 普段はステッキ状の小振りな鎌であるが、用途に応じて巨大化し、中・近距離戦で威力を発揮する。非使用時は肩アーマーに収納されており、両肩から同じ物を取り出した二刀展開も可能。
また、両肩のアーマーはアンカーとしての機能を有する他、バーニアを内蔵し、これを駆使する事で空中での機動戦を展開する事が可能となっている。
絶唱使用時には、対象の魂を一閃し物質的な防御を無力化するという、より死神らしい能力を発現する。 調と対峙した際には、結果的にこの一撃により調に顕現したフィーネの魂を消滅させた。
しかし、切歌もまたマリア同様に適合係数不足を補う為に「LiNKER」を服用しており、ギアの展開時間に制限がある。
切歌の変身シーンは長らく簡素(他に比べ)気味だったが、五期にて爆発。 四期の時点で傾向は有ったがイガリマのステッキ部分でポールダンス、ニーハイを指パッチンする等、気合いの入ったスタッフの癖が見え隠れしている。ちなみにこの採用された物すら「エッチ過ぎたので修正が入った」物である。
モチーフはシュメール神話における戦いの神ザババの武器「緑の刃」。
調の赤の刃「シュルシャガナ」とは対となっており、同時運用によるユニゾンによりその性能を引き上げる他、戦闘時の曲も似た曲調・歌詞を持つ。 それぞれ単独の曲として成立するのだが、合唱(ユニゾン)版があり、交互に歌詞が入り、特定の箇所で合わさる様な形式になる。
調とのコンビ、ファンからの通称「きりしら」は前述のユニゾンの効果も有り、単独での戦闘力が他の装者に劣る二人(対多戦闘はむしろ得意)を一気に最大戦力に引き上げ、その危険度から敵勢力がわざわざ分断を狙うレベルである。
暁切歌・ソロ楽曲(XD除く)
獄鎌・イガリマ
作詞:上松範康 / 作曲:中山真斗 / 編曲:藤田淳平 / 歌:茅野愛衣
手紙
作詞:上松範康 / 作曲・編曲:藤間仁 / 歌:茅野愛衣
オーバーキルサイズ・ヘル
作詞:上松範康 / 作曲・編曲:喜多智弘 / 歌:茅野愛衣
おきてがみ
作詞・作曲:上松範康 / 編曲:母里治樹 / 歌:茅野愛衣
デンジャラス・サンシャイン
作詞:上松範康 / 作曲・編曲:母里治樹 / 歌:茅野愛衣
はっぴー すまいる ばけいしょん
作詞・作曲:上松範康 / 編曲:末益涼太/ 歌:茅野愛衣
未完成愛(ラブ)Mapputatsu!
作詞:上松範康 / 作曲:菊田大介 / 編曲:都丸椋太 / 歌:茅野愛衣
はっぴーばーすでーのうた
作詞・作曲:上松範康 / 編曲:都丸椋太/ 歌:茅野愛衣
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