いきなりうまい、牛タン!
こいなぐして「仙台名物」になったんだっちゃ
もちださんちのくるみちゃんは、おしゃまな6歳の女の子。元気いっぱいの一年生で、知りたいこといっぱいです。
今日のくるみちゃんは、パパの帰りが早くてご機嫌。しかもパパったら、お土産に、あの有名店のお持ち帰り牛タンをくれたのです。
くるみ 「パパありがとう!!私、牛タン大好き!!」
チカラ 「取引先の人からいただいたんだ。」
くるみ 「夕飯がいきなり(仙台弁:とても)豪華になったね!!
わたし、お皿出してくる。」
もちださんファミリー、しばし無言で牛タンを味わいます。
くるみ 「もうなくなっちゃった。もっと食べたかったなあ。」
ちよ子 「だがら~(仙台弁:本当にそうだよね)。」
チカラ 「またいただく機会もあるよ。」
くるみ 「明日もあさっても食べられたらいいのにな~。
笹かまみたいに、スーパーで気軽に買えるとかさ。
牛タンって、地元のわたしたちでもあまり食べられないよね。」
ちよ子 「そうだね。お値段も安くはないし。」
くるみ 「それって、材料が仙台牛だから?」
チカラ 「原料の牛は、輸入品が多いって聞いたことがあるよ。」
https://www.gyutown.com/about/himitsu.htm
https://www.jaro.or.jp/shiryou/topic/insyoku_leisure/046.html
くるみ 「じゃあなんで牛タンは『仙台』名物なんだろう?
なにか歴史があるのかな?調べちゃおう。」
https://www.gyutown.com/about/qa.htm
https://kyfoods.shop/blog/tongue/beef-tongue-sendai-why.html?srsltid=AfmBOooRgzb_VnGTFb9bSxsokgJ49sIGo0wWHTShGnWSVemDRW0_b5Vw
https://www.aji-tasuke.co.jp/history.php
https://sendaigyutanshinkoukai.jp/sendai-gyuutan-about/
くるみ 「戦後の大変な時期に、
『今までにないおいしいものを、おなか一杯食べてほしい』
と言って工夫してくれた職人さんがいて、
その人に教わっておいしい牛タンを出すお店が増えて、
日本がどんどん発展していくパワフルな時期に
仙台駅でバーンと牛タンPRしてくれたお店があって、
実際食べたらおいしいから
仕事や何かで仙台に来た人たちが日本中に広めてくれて、
そうして『仙台名物 牛タン』になっていったんだね。」
チカラ 「味付けや切り方、焼き方も、付け合わせも、他とは違う工夫や心遣い
がいっぱいだったんだね。」
ちよ子 「なるほど、これは『ご馳走(ごっつぉ)』だね。」
くるみ 「これからはさらに、よーく味わって食べるよ。」
まだ牛タンの残り香がするもちださんち。おいしい食事の後は、会話も弾みます。チカラさん、つい勢いで、くるみちゃん達を牛タンのお店に連れて行く約束までしちゃったみたい。幸せは次の幸せを連れてくる。今日は、そんな雰囲気のもちだ家なのでした。