―「現実」とはいったい何者なのか?“ライフスタイルと現実性”―

皆様こんにちは。

唐突ですがよくいう「現実は厳しいものなんだからある程度は我慢して適応しなきゃいけない」みたいな主張、誰もが一回は聞いたことないでしょうか。

「現実に適応するために自尊心を削って対処することなんて誰でもやってる常識」とか。

私も一時期「そりゃ世の中思い通りの配慮が用意されるわけじゃないしそういうものだよな。」と深く考えずに受け入れていたものです。

むしろ「この厳しい現実に対して戦っていけてる自分かっこいい」とさえ思いセルフネグレクトしている状況を自慢すらしていたものです。

それを考え直す機会があったのはだいぶ前の事。

目の前で同僚が突然電源を落とされたように倒れこみ入院した事。

自分の体も動かなくなり考える時間が増えたことです。

₊自分の抱えていた「正しさ」に疑問を抱いて思いを巡らせました。

望まれる結果は出していたはずなのに。

間違ってはいないはずだったのに。

様々な思いが私の意識の中を駆け巡ったのです。

その時思い至ったことがありました。

「“勝利条件”を満たし続ければ負けない」という思い込みと勘違い。

「望まれることをだけを提供していれば不都合なんて些細なこと」という歪んだ価値観。

そのゲーム的思考に支配されていた私はいつの間にか周りの人達をゲームの登場人物としてしか見ていなかったのかもしれません。

そして言うまでもない事ですが「人間は四六時中“勝利”し続けられない」のです。

いつしか勝利の報酬も仕事中の権利も制限されて責任だけが膨れ上がっていく。

そして耐えきれなくなってギブアップしたころには私の居場所は片付けられてしまったあとでした。

誰にも頼らない一匹狼のような生き方、確かにカッコよく思えるときはあるでしょう。

しかし実際にそれを試してきた私としてはお勧めできるモノではありません。

もっと人と関わって目標を成し遂げる生き方を試してみませんか?

そこには孤立した狼が求めてやまなかったモノが日常的にあった世界。

あなたも現実感の檻から一歩踏み出してみてください。

そこから始まるあなたの物語はきっとあると思います。

そのストーリーがあなたの心を満たしてくれるものでありますように。

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しなちー

アニメやライトノベルを1990年代から没頭している古参オタクです。 様々な作品から感じた事や個人的創作論、私なりの世界観を舞台としたショートストーリーなどを発信していきたいと思います! よろしくお願いします!

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