毎度皆様こんにちは。
今回は創作をする上で誰もが通るであろう「設定」について考察していこうと思います。
設定と言えば主人公がどんな能力を持っていて世界はどんな様子の感じで…という風に考えるのは楽しいものです。
それでも人に見せる段階になってその面白さが伝わらなかったり、楽しんでもらえなかったりするのは苦しいですよね。
その時あなたの物語に何が足りなかったのか?何が悪かったのか?
私の考える要点を3つ挙げましょう。
①作品世界の”現実”がはっきりしていない
②主人公の物語が始まった原因がぼやけている
③主人公の日常にリアリティ(現実性)が足りていない
です。ひとつずつ見ていきましょう。
①作品世界の”現実”がはっきりしていない
例えば中世ヨーロッパ風の剣と魔法の世界が舞台であったなら、何故その世界観である必要があるのか必然性の提示がないと読者はその物語に入っていけません。
魔物を従えた魔王が圧政で人々を苦しめているだとか混沌とした政治情勢で世界が全面戦争の危機に直面してるとか。
その解決の為に主人公が必要なんだなと理解できるとすんなり読者も物語の中の”リアル”を楽しむ体制が出来るというものです。
それをおざなりにして主人公の特殊能力設定だけを羅列したり作品世界の固有設定を長々と説明したりすると読者は何から理解していいかわからず、作品の面白さを感じる前に離脱してしまいます。
舞台設定の必然性をまずしっかり伝えましょう。
②物語が始まった原因がぼやけている
主人公が世界を救う役目の勇者だとしてもその始まりには納得できる必然性が必須です。
例えば魔王軍に滅ぼされた一族の生き残りで魔王に復讐するために生まれ故郷を旅立つことにした、とか
ある日の誕生日に自分が魔王を倒す力のある勇者の血筋だと教えられ使命に目覚める、とか
自分を育ててくれた育ての親が魔王討伐の使命を託して戦死してしまいその意思を継ぐことにするなどです。
そういった始まりの要因無く「主人公は最強無敵で女の子にもモテモテでまいったなー」みたいなことを読まされると読者は楽しみを感じられません。主人公には物語で解決すべき宿命を与えた方が設定にも筋が通りストーリーに没入したいと思ってくれるものです。設定の必然を心掛けましょう。
③主人公の日常にリアリティが足りていない
①や②に関連することでもありますが、何の必然も無く「主人公は最強無敵で美少女にモテモテでとにかく凄いんだ!」とか熱弁されても読者は何を楽しんでいいのかわからず困ってしまいます。
最強無敵の力で何と戦うのか?
その力が必要なほどの敵がなぜいるのか?
主人公がその敵と戦うのは何故なのか?
その必然が用意されていなければそのこだわりぬいた設定や舞台装置も「小さい子供が砂場でやるヒーローごっこ」と変わらない目で見られることでしょう。
読者はあなたの親御さんではないのでその辺がいい加減な場合興味を持ってくれる前に離脱されてしまうことでしょう。
「自分なりの現実像」をまずまとめてから設定や主人公の人となりを考えた方がより面白さを作りやすいと思います。
今回はここまで。
人に楽しんでもらう創作のために必要なのはまず想像できること。
主人公が何を思い冒険に旅立とうとしたのか。
主人公は何のために現実と戦う事を決めたのか。
そして読者はそれを読んでどう感じてくれるか。
その想像力こそあなたなりの”オリジナリティ”を生み出してくれることでしょう。
最後まで読んでくださりありがとうございました
