今でもどこかの地域、国で戦争は起きていますが、なぜ戦争は起きるのでしょうか?
戦争の本質はどこにあるのでしょうか?
その戦争の事を考えたのがプロイセンの軍人であるクラウゼヴィッツでした。
クラウゼヴィッツが記した戦争論は、今でも高い評価を得ているそうです。
そんな、まんがで読破の戦争論を紹介します。
戦争の本質とは?
まんがで読破のクラウゼヴィッツは言います。
戦争とは、相手に自分の意思を強要する暴力行為である
イーストプレス
と。
さらにクラウゼヴィッツは言います。戦争は国の状況によって変わるという事です。
その変化の要素は、政府の目的、軍隊の才能、国民の支持です。
この三つの要素が関わり合い戦争は成り立っているのですね。
ナポレオンの登場により戦争の形が変わりました。
ナポレオンのとる戦法は敵戦力の完全な殲滅で、相手を屈服させる戦法が得意でした。
しかし、この戦法は自軍にも犠牲が伴いリスクがある戦法です。
ですが、ナポレオンは軍事的な才能を持っていて、その戦法が得意なのでした。
そんなナポレオンは軍事的な才能があったからこそ、ヨーロッパで活躍できたのでしょう。
核兵器で戦争が変わる?
核兵器で戦争が変わりました。
昔は侵略戦争を起こす事で自国の国益になるため、軍事力のある国は積極的に攻めていました。
しかし、今は核兵器があると戦争を起こさない事が国益になるので大国はそう簡単に戦争をすることはありません。
その一方で軍事力の劣る側は巧みなテロ攻撃で精神的なダメージを与えて目標を達成します。
今はこのような構図であると考えられます。
しかし、いずれ軍事力の劣る側が核兵器を持って戦争を起こした場合、第三次世界大戦になったら大変な事になります。
アインシュタインは言いました。
第三次世界大戦はどんな戦いになるか分からないが、第四次世界大戦ならわかる。人々は石を投げあって戦うだろう
イーストプレス
核兵器での戦争が起こったら今の文明がなくなり、原始時代にまで戻るという事ですね。
そのような状況にならないためにも戦争の本質を考え続ける必要があります。
そして、クラウゼヴィッツの戦争論は未完に終わってしまいましたが、私たちが新しい戦争論作っていく必要があるかもしれませんね。
まとめ
戦争は人の命や財産がなくなる愚かな行為だと私は思います。
帝国主義が渦巻いていた頃は大変な時代だったと私は思います。
赤紙一枚で戦地に赴き命を落とした人は沢山いたでしょう。
今の時代、日本は平和を享受しています。平和を長く享受できるように願うばかりです。
クラウゼヴィッツの戦争論は未完で終わりました。
今の時代はクラウゼヴィッツの時代とはまた別な戦争だと思います。
そんな難しい時代だからこそ、考え続けていく事が大事だと思います。