片麻痺の私が旅をした 2

旅の始まり 一日目 編

乗車券の有効期限は1000キロまで1週間なので、出発時にあらかじめ購入していた。

長崎県では旧暦の1月から1月15日にかけて行われるランタンフェスティバルのシーズンで街は賑わっていた。

私は早速、昼食に名物の○○〇ハンバーガーと夕食にトルコライスを食べ家族に写真報告をした。

トルコライスはピラフやスパゲッティ、ポークカツをワンプレートにまとめた料理で私は盛りだくさんで、食べきることが出来なかった。

次の朝、長崎駅をまだ薄暗い早朝5時に出発。

長崎本線長崎駅5:58発で福岡県の博多駅7:59に着く。朝食にごぼうの天ぷらがうどんに乗った「ごぼ天うどん」を食べた。

鹿児島本線の普通電車に乗り換え、博多駅9:10発から門司港駅9:50着まで行ってしまい、山口県に渡るには手前の門司駅で乗り換えしなければならないと知り、慌てて門司港駅10:05発で門司駅10:11に引き返した。

門司駅10:19発下関行き10:25着に乗り換える。

関門海峡は鉄道用に海底トンネルがある。海の下のトンネルを電車が走ると思うとトンネルが崩れ落ちてこないか私の心はドキドキした。

約3.6キロのトンネルを抜けるとそこは山口県だ。

山口県では本当はフグを食べたかったが、予算の関係で昼食用に駅弁を買った。

ここで私が迷ったのが新○○という駅だ。

新○○という駅は新幹線のためにわざわざ作った駅で大体、在来線とのアクセスが悪くて30分歩かないといけないくらい距離がある所がある。

山陽本線下関駅11:00発で新下関駅11:08着に乗り換え、山陽新幹線新下関駅から11:39発新大阪駅行の新幹線に乗り換えた。

ここで、どうしても本日中に名古屋まで行きたかった私は大阪まで新幹線で行く選択をした。

途中で観光もしなかったので、もったいないという人もいたけれど、今回の旅の目的は無事に家に帰って来ることだったから、観光地に行くことはしなかった。

だから、車窓から流れる景色を眺めるだけで十分だった。

電車は家の立ち並ぶ街中を行くこともあれば、のどかな田園風景や海岸線を行くこともある。

それはそれで、私には楽しいのであった。

私は既存の乗車券に特急券を購入した。

車窓に移り行く瀬戸内海の海の景色を見ながら、駅弁を堪能しつつ大阪まで急いだ。

16:12新大阪駅に着くと「USJに行きたい!」という欲望を抑え、新大阪駅16:35発で高槻駅16:59着、17:14発京都駅17:14着の東海道山陽新快速に乗った。

京都から名古屋に向かうには途中で乗り継ぎ時間がうまく調節できず、ここでも新幹線を使わないと先に行けなくなった。

その時、時間調整に駅のkioskに行った。

ここで発見したのが有名なお土産物のほとんどが、その観光地近くのどの駅でも手に入るということだ。

京都駅17:30発、名古屋駅18:04着の東海道新幹線に乗った。

二泊目は愛知県名古屋市に泊まった。その夕食はきしめんにした。

宿泊は事前に駅に近く、値段が安いところにホテルを予約していた。

当日でも空き部屋があるとは予測していたが、何があるかわからないし、私は突然のアクシデントに対処出来ないだろうと思ったからだ。

ホテルは駅前に乱立しており、道に迷っては駅に戻ることを繰り返して、最後は諦めて、タクシーに乗った。

タクシーには乗ったけれども、ホテルは案外近くだった。

私はホテルに着くと近所のコンビニに出かけた。

翌朝の朝食として「天むす」を購入し、夜の名古屋にしばらく浸った。

私はホテルに戻りお風呂に浸かり、1日の行程を振り返った。

長崎から名古屋まで、今日1日でかなりの距離を電車を乗り継いできたし、明日はもっと、長距離を乗ることになると思う。

部屋のテレビを付けることなく、明日の行程を確認した。

一人でホテルに泊まるのは不安ではないか?

誰もいないからこそ、のびのびと好きなように過ごしたから、そうでもなかった。

第3話につづく                      第1話はこちら

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なないろびと

絵と小説をこよなく愛すおばちゃんです。 日々、コーヒーを飲みながら、創作の世界に旅に出ます。 旅の途中で、いろいろな発見があり、出会いがあり、挑戦があり。 雨上がりの空に架かる虹のように、一色に染まらない人でいることを心掛けています。

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