片麻痺の私が旅をした 3

旅の終わり 二日目 編

 翌朝は名古屋駅6:00発に乗り8:53発で豊橋駅、浜松駅へと東海道本線を乗り継いで、10:41静岡駅に到着。

構内から眺めた富士山にはまだ、山頂には雪が残り、恥ずかしいのか、すぐに雲に隠れてしまった。

浜名湖の南岸線を巡り、やっぱりここは「ウナギでしょ?」と静岡駅で○○パイを買った。

私が旅をしていて1番困ったことはホームに必ずトイレがあるわけではないので、いちいち、ホームから改札の方に行かなければならないし、障害者の私には時間もかかる。

だから、電車に乗る前に必ずトイレに行ってから電車に乗車するようにしていたのだが浜松駅から熱海駅まで長時間、トイレがついてない電車に乗ることがわかり、急遽途中下車をして新幹線に乗り換えて東海道新幹線11:57発で熱海駅に向かう前にkioskで昼食のおにぎりを購入して乗り継ぎの電車が来るまでホームで食べた。

12:34熱海駅に着くと、私が旅したのは電車の混雑と観光客を避けるため平日だったから、熱海は温泉だからと身構えていたが、熱海駅で降りた時は人もまばらで、観光客というよりも地元の人たちが利用していたぐらいで閑散としていた。

私は病気の後遺症で片麻痺になってから、温泉に入ったことがない。

介助してくれる人がいないと足は滑るし、湯船に入るのも一苦労するからだ。

上野東京ライン14:33発で東京駅を目指す。

これまでとは違い、何度か通ったことがある場所を行くので、安心はしているが、こういう場所に限って事故やケガをするかもしれないので、余計に神経を使う。

「家に帰るまでが遠足です。」

よく小さいころ言われた言葉だが、大人にも通用すると思う。

途中、横浜駅に寄ろうか迷ったが、東京駅まで乗り継ぎ無しで行けるとあって、東海道本線をまっすぐ行くことにした。

湯河原、湘南、江の島、鎌倉、横浜、品川、東京。

海岸線から、内陸部に入りビルの数も増えてきた。

 東京駅から埼京線で埼玉県大宮駅に行き、小腹がすいたので駅ビルでけんちんソバを食べた。

けんちん汁にうどんやそばが入っている郷土料理だ。

宇都宮線に乗り換え栃木県の宇都宮駅に着いた。

私はここまで来れば、時刻を気にしなくても帰れるだろうと、時刻表を見ることを止めた。

宇都宮駅では駅の外に出ることはなかったので、せめて、餃子でも買おうと売店で冷凍餃子を購入した。


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なないろびと

絵と小説をこよなく愛すおばちゃんです。 日々、コーヒーを飲みながら、創作の世界に旅に出ます。 旅の途中で、いろいろな発見があり、出会いがあり、挑戦があり。 雨上がりの空に架かる虹のように、一色に染まらない人でいることを心掛けています。

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