まんがで読破の地獄の季節を読んだので紹介します。ランボーはフランスの詩人で17歳で家出をしてヴェルレーヌを師と仰ぎ彼と破滅的な恋をした上で「地獄の季節」と「イリュミナシオン」を書きます。ちなみにヴェルレーヌは男です。その後は詩と縁を切り、アデンに行き、商人となりますが、37歳の若さでガンになり死んでしまいます。そんなランボーの地獄の季節を紹介しますので興味ある方は読んでみて下さい。
あらすじ
1871年パリにてヴェルレーヌと友人のシャルル・クロがランボーを迎えに駅まで来る。
そこでヴェルレーヌは警察官を見ると、僕を隠してくれと言う。なんでも以前にパリコミューンの情報屋だったからとか。しかし、友人のシャルルが言う。役所の記録係だっただけだろ、と。大げさなヴェルレーヌ。
ランボーは先に駅を出て、ヴェルレーヌの住んでいる所へ着いているのであった。そこでヴェルレーヌの奥さんと会う。ヴェルレーヌの奥さんに失礼な対応を取るランボー。
その後、詩人の会なるものに出席して詩を披露するランボー。そこで賞賛を浴びる。だが、その会で男と殴り合いのケンカをするランボー。狂犬みたいなヤツだな、とシャルルが言う。その場面に出くわした、ヴェルレーヌは、なんて美しんだ、と涙を流しながら言うのであった。
その後、ランボーは家出をしているので、ヴェルレーヌの紹介でヴェルレーヌの友人宅に居候するのだが、自由奔放な生活ゆえにあちこち転々する事になる。ヴェルレーヌは結婚しているのだが、ランボーと駆け落ちのような事をしてしまう。
しかし、ヴェルレーヌの妻、マチルドは二人の場所をつきとめてヴェルレーヌに会いに行く。
そして、ランボーからヴェルレーヌを奪い返すのであった。
しかし、ランボーはすぐさま駅に向かってマチルドからヴェルレーヌを奪い返すランボー。壮絶なのであった。
その後、イギリスに渡りまた二人で暮らし始めるが、仕事もなく金がない二人。
しかし、その後ランボーは家庭教師の仕事を紹介されて仕事をする。ランボーが仕事から帰るとヴェルレーヌの置手紙が残されていた。
手紙に自殺するむねが書かれていた。
イギリスを離れてベルギーのホテルに着いたランボー。
ヴェルレーヌはホテルの一室にいた。そこではヴェルレーヌの母親がすでに来ていて自殺しようとしていたヴェルレーヌを慰めていた。
ランボーがヴェルレーヌが泊まっていたホテルの部屋に着くと、ランボーは言うのであった。
君の死体に別れのキスでもと思ってね。生きている君にキスする気はないよ
イーストプレス
と、そこで激情したヴェルレーヌが鉄砲をランボーに撃つ。
ランボーに命中して手首に当たる。後日、フランスに戻ってきたランボーは詩を書いている。地獄の季節を書き上げるのであった。
年月が経て、ランボーはヴェルレーヌと会う。
ランボーはヴェルレーヌといた時は長髪であったが短髪になっており、ヒゲも生えている。ヴェルレーヌが大人になったなと言う。
ヴェルレーヌは離婚が正式に決まった。
監獄に入り信仰を取り戻したというヴェルレーヌ。
ランボーが語る、俺は詩をやめたんだ、と。
「イリュミナシオン」が最後の詩だと言って、ヴェルレーヌに渡す。
砂漠で商人になるつもりだと言うランボー。
そして、じゃあな、とランボーが言って二人握手して、まんがで読破の地獄の季節は終わりです。
地獄の季節の詩を現実でカッコよく使う方法
俺は正義に対して武装した。
岩波文庫
↓
悪いことを正当化したい場合に使う
およそ職業とつくものがやり切れない。親方、職工、百姓、穢らわしい。
岩波文庫
↓
無職を貫くときに使う
俺はいつも劣等人種だった。解りきった事だ。叛逆というものがいったい解らない。
岩波文庫
↓
劣等感に苛まれ、反抗期を経験しなかったら使う
邪教の血が戻ってくる。
岩波文庫
↓
中二病になったら使う
いかがでしょうか。最初のほんの数ページでこのような言葉が見つかります。言葉選びがとてもカッコよくもあるしなんだか痛々しい言葉もあると思うのは私だけでしょうか?ランボーは美少年だったので、こんな言葉を使っていたからヴェルレーヌの恋人になりあちこち旅をしていて詩の才能を発揮して、今も読み継がれている詩人だと思いました。
まとめ
アルチュール・ランボーの地獄の季節はとてもカッコいい言葉がたくさんあります。
皆さんも是非、詩人に興味を抱いたらまんがで読破の地獄の季節を読んでみて下さい。ランボーの人生とリンクしてある詩句のページもありランボーの詩に対してストンと納得いくかもしれません。こうゆう動機からこの詩を書いたのか、浮かんだのか、と分かると思います。