地球環境を守るには?「ドローダウン地球温暖化を逆転させる100の方法」という本を読んだ感想

「ドローダウン地球温暖化を逆転させる100の方法」という本を読んだので紹介します。皆さんは環境問題について考えた事はありますか? 私はあまり考えていません。環境を意識して実行している事はゴミの分別ぐらいです。そんな環境問題についてあまり考えていない私が、この本を読んでどのように地球環境について思いが変わったのか書いていきます。

※ドローダウンとは大気中の炭素量を減らすことを意味します

エネルギーを考える時期。原子力発電と火力発電の危険性を比較すると?

原子力発電は火力発電と比べて温室効果ガスの排出が低いです。火力発電の方が10倍から100倍と原子力発電に比べて温室効果ガスの排出が高く大気汚染につながります。しかし、火力発電の悪影響ばかりに目を向けると、原子力発電の本当の悪影響が分からなくなります。確かに、温室効果ガスをあまり出さない原子力発電は、火力発電より環境に良い側面もあります。しかし、福島第一原発は東日本大震災の影響で、大変な状況になりました。その事を考えると、原子力発電はいらないと思うのは私だけでしょうか? 私がこのように思うのは原発アレルギーかもしれませんが、福島の原発のあった周辺は現に、まだ帰還困難区域があります。火力発電の大気汚染どころの話ではないのです。現在、日本には9基の原子力発電所が稼働中です。エネルギーがないと生活が成り立たなくなりますが、原子力発電の代替となるエネルギーを考える必要性があると強く実感しました。

生ごみをコンポストに!結果的に社会にも自然環境にも良い

生ごみの80%は水分です。その生ごみを燃やすために、焼却施設ではごみを燃やすために沢山の燃料である重油を投入しています。その為、環境に負荷がかかりますし、焼却施設は税金で運営されているので水分が多い生ごみを燃やすために余計にお金が掛かっている現状があります。水分が多いゴミは燃えにくいですからね。もし一家に一台コンポストがあれば、生ごみを家庭で処理して水分の多い生ごみを出さずにすみます。その結果、社会にも環境にも良い事となるのです。  

自転車に乗れば健康維持と環境保護に役立つ

人間はあらゆる場所を移動して社会活動を営んでいます。その為、現在は車を有効活用してどこに行くにしても車で移動しています。しかし、現在の車は環境に負荷をかけてしまいます。将来的には環境に負荷がかからない自動車も開発はされていますが、まだガソリン車のほうが優勢ですね。ひるがえって、自転車はどうでしょうか? 自転車は体力を使いますが健康的です。しかも、車に必要な燃料を使わないので、経済的でもあります。その分、自分の体力は消費しますが、体を動かす事で健康維持に役立つでしょう。今後の社会の流れにもよりますが、車にとって代わる日があるかも知れません。

私が環境問題について思う事

地球はいずれ太陽に飲み込まれて爆発します。いずれと言っても何十億年も先の事ですが。そんな長い時間、猶予があります。たかだか、人類は何万年しか生きていないですが、その間に環境破壊をしてしまった経緯があります。森林破壊、プラスチックで海を汚したりしています。果ては原発の影響でその地域一帯が使えなくなっています。大げさに言うと、人類の罪は地球にどのような影響があるのか、今現在地球が汚れていて大変な状況になりつつあると分かってきて、ようやく重い腰を上げ始めた印象だと、TVやネットを見て私は感じています。ゴミはその辺に捨てれば誰かが拾わない限りずっとそこにあります。町が綺麗なのはそこの地域の住民が綺麗に保っているお陰でもあります。地球も同じで、地球を綺麗にしたければまずはポイ捨てをやめるべきです。海にプラスチックをポイ捨てするから海がマイクロプラスチックまで小さくなり汚くなります。そのマイクロプラスチックを小魚が食べて巡り巡って私達の体内に入る恐れもあるのです。今は地球温暖化と叫ばれていますが、地球は周期的に冷たくなったり暖かくなったりするそうです。2021年のノーベル物理学賞を受賞した真鍋氏によると、大気中の二酸化炭素が増えると地球の表面の温度が上がる事を実証しました。人類の活動で温暖化が進んでいる可能性もありますが、どんな状況になっても人類の知恵を結集して、よりよい方向に進めれば良いと思います。私的には、地球はいずれ爆発してしまうのだから、今さら騒いだところでどうしようもないと思います。しかし、自然環境を守る意識は大事です。誰でも汚い環境にいたくないでしょう。自分がしっかりと環境を意識して、人の迷惑になるような事はしないと心掛ければ良いと思います。それが最終的には地球環境を守る事につながります。解決方法はそんな単純なものではないですが、まずは自分からという気持ちが大事だと思うのです。

まとめ

「ドローダウン地球温暖化を逆転させる100の方法」という本を読んで、私は環境問題を熱心に考えている人が実際に自分なりの活動を通して世間に訴えかけているのだなと、分かった事です。外国の若い女性が環境問題の啓発活動をしていますし、日本でもそのような考えに共感した人が活動をしているのをTVで見た事がありますが、理想を唱えるのは分かりますが、現実の社会を鑑みて活動をしなければならない事もあるかと思います。現に日本では福島の原発問題がある中で9基の原発を動かしています。エネルギー供給のために、難しい舵取りをしなければならないのだろうと思います。地球環境を守るためには人任せにするのではなく、一人一人が意識的に動かないといけないのだろうと感じました。

参考文献:DRAWDOWNドローダウン― 地球温暖化を逆転させる100の方法 

出版社 ‏ : ‎ 山と渓谷社

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仙台の人

図書館にある、まんがで読破シリーズを全て読みたいと考えています。

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