弱小球団だった頃の温もり

 ベイスターズがTBSが親会社だった時、内野には自由席があり外野も自由席は存在した。それゆえ、私と友達はよく一緒に並んで座席を確保し万年最下位だったベイスターズを応援していた。その頃、相談センターの職員も「友の会」に入会しており仕事が終わった後私達と球場で合流し、一緒にシュウマイやお酒を飲んでいた時代を思い出す。
 その時期は私たち三人は野球の強い弱いは度外視し、「シュウマイ食えるって最高だろう?」と言われて食べ物を頬張りながら球場って最高だな、と思いをはせ、ともに友情や愛情も強く感じていた。絆というもので確かに結ばれていた。
 それが今の親会社になり、座席は全席指定、入場券もスマホでとるようになり、更には今年からオールキャッシュレス化になり現金では何も買えない。
 球団は確かに強くなった。しかし、スマホが使えない世代やデジタル音痴にはすごく戸惑いも大きく、私も2000年から入っていたファンクラブを今年から辞めた。時代の流れと言えばそれまでだろうが、TBS時代ファン感謝デーの入場料は無料で有名な選手との写真もお金を払わず撮れた。
 それが、今はファンフェスティバルと名前を変え、入場料も勿論徴収し、昔、選手からもらっていたサインもかなりの高額を支払うという形をとるようになった。それでは昔からのオールドファンの立場はどうなるのか。若者でデジタルに精通していて、お金を沢山払える人だけが球場にファンとして足を運べばそれでいいのか。
 今の親会社の球団歌は「勇者の遺伝子」だ。TBSから今の親会社に変わり、遺伝子の中にシュウマイの味や友情、絆、愛情、野球そのものを愛するというものが存在するとは到底思えない。強ければ良いのか?昔の弱さを知っているファンは今球場にどれだけ足を運んでいるだろう。
 強さと人気の代償として失ったもの。それが昔メガホンを叩いて必死に応援した様な「絆」だとしたら、今の遺伝子は私は継承されたいとは少しも思わない。

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スターゲート

プロ野球観戦と、カラオケを歌うのが大好きな私は、本を読むのも趣味で主に新書コーナーに足繫く目を通しに行きます。今、一生懸命スマホやパソコンを勉強しています。表現力を磨いてどんどん発信していこうと考えています。【努力に勝る天才は無し】この言葉をモットーに精進していきます。皆さんどうぞ温かい目で見守って下さると幸いです。宜しくお願いします。

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