2022年5月 楽しかった海外ドラマをご紹介 愛及屋烏
『CSI:NY』(S1.2004~S9.2013)
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マック・テイラーという頼れるリーダー
ニューヨーク市警察CSIグレード1捜査官(警部補格)。
フルネームは「マッケナ・”マック”・ルウェリン・テイラー(McKenna ‘Mac’ Llewellyn Taylor)」。
ファーストネームのマッケナよりも愛称であるマックと呼ばれることが圧倒的に多い。
特殊技能は犯罪学。犯罪学者としては世界でも有数のレベルにあり、犯罪の傾向や動機に重点を置いて捜査をする。
第1、2シーズンでは検査シーンが多かったが、第3シーズン以降は検査をするシーンはほとんどなくなってしまった。その点ではCSI:マイアミのホレイショと同様に科学捜査官より、むしろ刑事として事件と向き合っている。
妻のクレアをアメリカ同時多発テロ事件で失っている。
かつては本人曰く「国に貢献するための最良の方法」と考えて、海兵隊に所属していた。1983年にベイルートでのアメリカ海兵隊宿舎自爆攻撃により心の傷を負っている。
その事も関係するのか、第2シーズン最終話では「海兵隊志願の統合失調症を患う爆弾魔」を「これは上官からの命令だ…直ちに武器を収めろッ!!」と一喝し、膠着した事態を打開したこともあった。
チームワークを第一としており、その輪を乱したりする者はたとえ親しい部下であっても厳しく叱り付ける。しかし、部下をとても信頼しているが故の愛情の裏返しであり、そのためラボの皆から信頼・尊敬されている。
正義感がとても強く、犯人がたとえ警察内部の者であっても決して容赦せず、またルドルフ・ジュリアーニが市長だった時代に彼の政策でもあった汚職警官の追放と告発に協力していたことから、一部の上層部の者から恨まれている。
この辺りのスタンスは、どこのリーダーでも共通している様に感じる。
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