聴覚障害とは、耳から脳に至る音の経路の異常により、音や話し言葉が聞こえにくい、または全く聞こえない状態です。
聴覚障害の種類
- 伝音性難聴: 外耳や中耳の障害で、音が小さく聞こえます。
- 感音性難聴: 内耳や聴神経の障害で、音や言葉が歪んで聞こえます。
- 混合性難聴: 伝音系と感音系の両方に障害がある状態です。
特徴と生活の困りごと
- 外見から分かりにくい: 見た目では障害が分からないため、周囲に気付かれにくい特徴があります。
- 情報の受け取りにくさ: アナウンスや呼び出し音が聞き取れないことがあります。
- コミュニケーション: 補聴器や人工内耳を使っても、すべての言葉がはっきりと聞き取れるわけではありません。
コミュニケーションの工夫
- 筆談: 短く簡潔な文章や、漢字を使って伝えます。
- 口話・表情: 明るい場所で、相手に正面を向いて話します。
- 音声文字変換アプリ: 音声をリアルタイムで文字にするアプリ(UDトークなど)を活用します。
難聴は「音が聞こえにくい状態」そのものを指し、聴覚障害は聞こえの機能に障害がある状態全般を表す大きな枠組みです。
聴覚障害の分類
- ろう者:音や言葉がほとんど聞こえない状態、または音声言語を覚える前に聞こえなくなり、手話などを主な手段とする方。
- 難聴者:一定の聴力が残っており、補聴器などを活用しながら音声言語でコミュニケーションをとる方。
- 中途失聴者:成長してから病気や事故などで聴力を失い、すでに言葉を習得している方。
ノートテイクとは、主に聴覚に障害のある学生などの授業や講演において、話されている内容や周囲の音声をリアルタイムで文字にして伝える情報保障の支援です。
ノートテイクの基本
- 目的:教員の言葉や教室内の環境音を忠実に書き取り、今何が起きているかを伝えること。自分で学習用にまとめる通常のノートとは異なります。
- 方法:手書きで行う方法と、パソコンやタブレット端末を使う方法があります。
- 体制:負担を減らすため、2〜3人のチームを組み、10〜15分程度で交代しながら行うのが一般的です。
〇感想
LiD(Listening difficulties)とは、聴力には異常がないにもかかわらず、脳で音声を言葉としてうまく処理できず、聞き取りが困難になる症状(聞き取り困難症)のことで、NHKで多く特集を見てきました。LiD(聞き取り困難症)やAPD(聴覚情報処理障害)のある方は、「聞こえているのに理解しにくい」という困難を抱えていることがあります。
今回の記事で、改めて差別のない社会を築いていければ幸いと感じました。
