梅の花に雪が積もりました。
毎年この時期になると私は感慨深くなります。
なぜなら梅の花は寒い冬に見事な花を咲かせるからです。
近代日本の英雄である西郷隆盛公の漢詩に「耐雪梅花麗」があります。
寒い冬の雪に耐えて咲く梅の花はたくましく麗しくて凛とした美しさを私たちに印象づけてくれます。
まるで生き方を教えて叱咤激励してくれる気がしませんか?
人生にはいろいろなことがあります。
喜びよりも苦しみの方が多いと感じることもあるでしょう。
仏教では一切皆苦と説いています。世の中は苦しみだらけだと認識してどうすればその苦しみを取り除けるかを主要に考えます。
それほど私たちの人生には苦難が伴います。
社会生活を送るうえで大変なことがたくさんあります。
大人になればなるほど悩みや苦しみが伴って常に選択と決断の連続を繰り返して壁を乗り越えなければなりません。
それを真正面から受け止めて前に進むことによって本当の強さと自信を手に入れることができます。
あらゆることが有り難く思えて謙虚になれて視野が広がってあらゆる意味を深く理解できるようになります。
いうなれば本当の豊かさ、真心を手に入れられると私は実感しているんです。
私は自分のために周りのためにどう生きるべきか真摯に「今」を大切に生きています。
梅の花を観ると毎年こんなことを想うんです。