LATER SEQUELS SERIES #08
2023年6月 後年になって続編orリメイクが作られたシリーズ 愛及屋烏
勇者王ガオガイガー (1997~1998)
ベターマン (1999)
勇者王ガオガイガーFINAL (2000~2003)
勇者王ガオガイガーFINAL GGG (2005)
覇界王~ガオガイガー対ベターマン~ (2016~2021)
Continuation from last page. 08-1 https://no-value.jp/column/41345/
概要・2 ベターマン
『ベターマン』とはサンライズ制作のアニメーション作品。
全26話。本放送は1999年4月から同年9月までとなっている。
具体的なジャンルとしては「サイエンスホラー」という位置付け。
本編中は勿論次回予告までホラーテイスト濃い目の演出が為されており、設定・ストーリー共にダークでエグイ。まさに米たに監督の趣味全開の異色作(これでも放送コード等の影響もあって半分も描けていないようだが)。
作中で明示されることはないが実はスタッフの多くが共通しているアニメ『勇者王ガオガイガー』と同世界観の物語。
時系列としては本作『ベターマン』は『勇者王ガオガイガー』とその続編『勇者王ガオガイガーFINAL』の間にあった数年間の内に起きた出来事となっている。登場人物達の設定も密接に繋がっており、メインキャラが実は親戚同士だったり学友だったりする。
一方、内容は真逆でガオガイガーが《昼》ならば、ベターマンは《夜》。
《物理学》と《生物学》。《子供向》と《大人向》と言った対比になっている。
あらすじ・2
2006年、世界は原因不明の大量自殺・殺戮行為を引き起こす「アルジャーノン」と呼ばれる怪奇現象に冒されつつあった。そして地下遊園地「ボトム・ザ・ワールド」で、開園の準備中に謎の大量死亡事故が発生する。
対アルジャーノン研究組織「モーディワープ」の都古麻御は、この事故をアルジャーノンが原因と断定する。
時を同じくして蒼斧蛍汰は閉鎖されているはずの事故現場に偶然入り込んでしまい、ニューロノイド「覚醒人1号」と遭遇。
その操縦席には、蛍汰の幼馴染である彩火乃紀が搭乗していた。
「覚醒人1号」のもう1人のパイロットが突如出て行ったことで、搭乗者が2人一組で無ければ動かない「覚醒人1号」は立ち往生していた。
なりゆきで操縦席に乗り込んだ蛍汰はパイロットとなり、アルジャーノンの調査を行うこととなる。
概要・3 勇者王ガオガイガーFINAL
我々が、あの熱き勇者たちの伝説を覚えている限り―――
我々が、平和を愛する勇気ある心を持ち続けている限り―――
そして、我々一人一人が、誇りある勇者である限り―――
彼らは、いつも我らと共にある。
『勇者王ガオガイガーFINAL』はテレビ放映された勇者シリーズ最後の作品『勇者王ガオガイガー』の続編を描いたOVA作品であり、勇者達最後の神話(マイソロジー)である。
2000年1月に第1巻が発売され、2003年3月の完結までに合計8巻(全8話)発売された。
監督によれば『勇者指令ダグオン』のOVA『水晶の瞳の少年』を創っている時に、「ガオガイガーのOVA創ったら、いけるんじゃない?」という話になり事業として8本創る事になったとの事(無印にFINALの伏線があるのはこの為)。
テレビ放送しないため長めの尺を考慮した物語構成だったのだが、TV版と同じフォーマットという形となり、当初想定していた物語構成の要素がほとんど入り切らず、後に矢立文庫で連載された『覇界王~ガオガイガー対ベターマン~』に残りの要素が持ちこされる事となった。
2005年4月から6月にかけて『ベターマン』のシーンも追加・再編集を行った『勇者王ガオガイガーFINAL GRAND GLORIOUS GATHERING』が放送された。
あらすじ・3
『機界31原種』のマスタープログラム・Zマスターとの死闘から三年。
宇宙の脅威から解放された地球は、謎の異常気象に見舞われていた。
そして、真夏に雪が降るロンドンでは、フランスの対特殊犯罪組織『シャッセール』の隊員である、凱の従妹のルネ・カーディフ・獅子王とビークルロボ、光竜・闇竜がロボット犯罪組織『バイオネット』に奪われた『Qパーツ』の奪還行動を行っていた。
そんな中、ギャレオンと共に宇宙へ旅立ったはずの天海護が、世界各国に存在するGGGの施設を強襲。『Qパーツ』を強奪するという謎の行動を起こす。
これが、『ソール11遊星主』と呼ばれる敵との新たな戦いの幕開けであった――。
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