こんにちは!
突然ですが、みなさんは「子ども料金」というものがあることをご存じですよね?
普段生活していると、電車や映画館、水族館、テーマパークなど、いろいろなところに子ども料金が設定されているのを見かけるのではないでしょうか。そのほとんどが大人料金よりも安く設定されています。家族連れにとってはうれしいサービスですよね。
では、なぜ子ども料金は安いのでしょうか?
あまりに身近すぎて、今まで考えたこともありませんでしたが、ある時ふと疑問に思ったら頭から離れなくなってしまいました。同じような疑問を持っている方もいるのではないでしょうか?というわけで、今回は具体例をあげながら、わかりやすく子ども料金が安い理由を考察していきますね。
一緒に考えながら、お付き合いいただければと思います。
理由①家族の経済的な負担を軽くするため
子ども料金が大人よりも低額であれば、家族全員が参加しやすくなるというメリットがあります。
例えば、レストランで子ども料金を安価に設定すれば、家族全員が外食を楽しむことができ、家計に負担をかけずに済みます。
さらに、一部の航空会社では子ども料金が割引されたチケットが販売・提供されていることも。これにより、家族旅行がより手軽になり、経済的な負担を抑えることにつながりますね。
理由②親自身の消費を促進できるから
子ども料金を設定することにより、親が子供と一緒に外出やイベントに参加しやすくなります。
例えば、多くの映画館では子ども料金が大人料金よりも安く設定されています。親が子ども料金を支払うことで、子どもと共に楽しい時間を過ごすことができるのですね。
また、一部のテーマパークでは、子ども料金のチケットを購入すると大人チケットが割引される特典があります。これにより、親自身の消費が促進され、レジャーやエンターテイメント産業にとってプラスの経済効果をもたらすことがあります。
もし子ども料金が設定されていない場合、親は子どもを連れて行かないかもしれません。しかし、割安な子ども料金を設定することで子どもを連れて行きやすくなれば、売上は増加します。
子ども料金が安ければ、親がそれを利用して家族で外出するようになるので、結果的に消費者とサービスを提供する企業側の双方にプラスになると言えるでしょう。
まさにWin-Winの関係ですね。
理由③子ども料金は将来の顧客獲得につながるから
子ども料金の設定は将来の顧客獲得にもつながります。
子どもが特定の場所やイベントで楽しい経験をすると、それが思い出となり、成長した際に再び訪れる可能性が高まります。
例えば、子ども向けのテーマパークでは、子ども料金を設定することで、彼らが成長した際に再び訪れることを促しているのです。
みなさんも、子どもの時にスキーやボウリング、プールなどで楽しい思いをしたという方も多いのではないでしょうか。
そうした経験があるからこそ、大人になってもあなたはそうした場所やイベントに出かけていくのではないですか?
またそうした大人は、自分の子どもにも同じ体験をさせたいと思って、子どもを連れて同じ場所に出かける可能性も高まります。つまり経済活動のひとつのサイクルになっているのですね。
これは企業側の長期的な価格戦略のひとつと言えるのではないかと思います。企業から見れば、こうした長期的なロイヤルカスタマー(その企業の熱心なファン・顧客)の獲得は、継続的で大きな経済的メリットを生んでいるのです。
子ども料金が安い理由は経済的なメリットがあるから
今回は、「なぜ、子ども料金は安いのか?」という素朴な疑問に対して、あれこれ資料を見ながら考えてみましたが、いかがでしたか?
子ども料金は、経済的には価格戦略の一つだということがわかりました。
子ども料金は、家族連れにとって経済的な負担を軽減し、消費の促進や将来の顧客獲得につながるという経済的なメリットがあります。こうしたことから多くのお店や交通機関、テーマパーク、レジャーランドなどで子ども料金が設定されていると考えられます。
また、子供料金を通じて子どもたちの経済的なハードルを下げ、彼らにさまざまな体験の機会を提供することは、社会全体の発展にもつながっていくことでしょう。
子ども料金という経済的なメリットを、上手に活用していきたいですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
あなたの疑問の解決につながっていれば幸いです。
☆参考サイト
なぜ大人料金より子ども料金の方が安いのか?という話ー何ゴト?
価格戦略にみる、子供料金が存在する理由ービジネスモデル×株式投資