LATER SEQUELS SERIES #08
2023年7月 後年になって続編orリメイクが作られたシリーズ 愛及屋烏
勇者王ガオガイガー (1997~1998)
ベターマン (1999)
勇者王ガオガイガーFINAL (2000~2003)
勇者王ガオガイガーFINAL GGG (2005)
覇界王~ガオガイガー対ベターマン~ (2016~2021)
Continuation from last page. 08-11 https://no-value.jp/column/42918/
終局の勇者王
ファイナル・ガオガイガー
『ベターマン・カタフラクト』によって『トリプル・ゼロ』から解放されたものの、長期間侵食され続けた反動で制御中枢に深刻なダメージを負った『ジェネシックガオガイガー』に、『デュアルカインド』の得意技である自身の脳との間へのニューラルネットワークの構築をして制御系を確立させ、これが可能となる特殊能力者、即ち『デュアルカインド』能力者及び『エヴォリュダー』と『無限情報サーキット』を持つ者たち7名で各『ジェネシックマシン』に搭乗した、文字通り全員の力を結集させた最終最後の『スーパーメカノイド』。
大河幸太郎から『三重連太陽系で蘇ったのは『起源の』ガオガイガー、いま誕生するのは全ての戦いを終わらせる『終局の』ガオガイガー!それがこの機体に込めた我々の願いだ!』として改名。
過去から連なる各組織を集約させた『GGGギャザリングマーク』が『ガジェットガオー』の翼に刻まれる。
7人の搭乗は制御系を確立させる為の措置ではあったが、メリットとして勇気による出力ブースト量が7倍になり、更に護の『浄解モード』と『オリジナルGストーン』の力も上乗せされ(明言されてはいないが、幾巳の『浄解モード』や『Jジュエル』の力もプラスされ)、結果として『ジェネシック』よりも戦闘力は向上。
また、合体時の衝撃Gがガオガイガーの『F.Fマニュアル』時よりも生身に危険を及ぼす理由からコクピット周辺に古生細菌『リンカージェル』を内包した衝撃緩衝材を張り巡らせる。
エンブレム以外、外観は『ジェネシック』と同一で、搭載武装も同じ。
ゴルディオンアーマー/ゴルディオンフィンガー
覇界の眷属との決戦に備え、人類の切り札としてガオファイガーおよびガオガイゴー用に開発されていた新型汎用ハイパーツール。通称「Gアーマー」。
覇界王ジェネシックとの決戦には間に合わなかったが、雷牙博士が当初の予定に無かった新機能を追加して、想定すらしていなかった形で実戦投入される事となった。
劇中ではジェネシックガオガイガーに7人が乗り込んだ、ファイナル・ガオガイガー用に改修され、最終決戦にてその姿を披露した。
ゴルディオンアーマーは「Gブロック」と呼ばれる7基の巨大テトラポット状のパーツから構成されるツールでこれらGブロック01~07のパーツ全てと勇者王が合体することで完成形の「ゴルディオンアーマー・コネクトモード」として発動する。
ファイナル・ガオガイガーとの合体時は各Gブロックから光の鎖──プラズマケーブルが放射され勇者王の各部に接続。
まずGブロック02が右肩に接続し、「ブロウクンコネクト」、Gブロック03が右膝と接続し「スパイラルコネクト」、Gブロック04が左肩に接続し「プロテクトコネクト」、Gブロック05が左膝と接続し「ストレイトコネクト」、とそれぞれのボイスコマンドの発動によって更に02、03と04、05がそれぞれ上下に合体する。
その後Gブロック06が「ガジェットコネクト」のコマンドによって尾の先端部とコネクト。
さらにファイナル・ガオガイガー後頭部のエネルギーアキュメーターをチューブ状に組み換え、「ギャレオリアコネコト」のコマンドでGブロック01とコネクト。
こうしてコネクトしたGブロック01~06のパーツで黄金の翼──巨大なV字型のプラズマウィングを形成する。最後に雷牙博士が追加した新機能であるGブロック07を右腕とアームコネクトすることで完成。
そのまま右腕を高速回転させることでGブロック07の外装が吹き飛び、中から五指全てがゴルディオンハンマーで構成された巨大腕部<マーグアーム>、別名「ゴルディオンフィンガー」が出現することで最終形となる。
過去のGツールの例と同じく、制御のためゴルディオンフィンガーにゴルディーマーグの超AIを搭載、使用時には全身が金色に光り輝く。
ジェイダーを参考にした巨大なプラズマウィングの力と、Gブロックに搭載されたウルテクエンジンの重力慣性制御機能を併用することによって、亜光速のスピードでの超高速機動が可能となっており、ガジェットフェザーをも上回る神速のはばたきを誇る。
更にGブロックから供給される膨大なエネルギーによって武装の威力が超絶強化されており、ただのゴルディオンネイルでもゴルディオンハンマー級の超威力に変貌する。
これほどの出力でありながら最大出力で幾度もの連発使用も可能なため、最大出力では基本的に1度の使用が限界だったゴルディオンクラッシャーと比べると効果範囲は劣るものの圧倒的な汎用性を得ており、前述の亜光速機動と合わせて凄まじい戦闘力を誇る。
外部出演での大暴れ
2021年10月28日発売のゲーム作品『スーパーロボット大戦30』にてスパロボに参戦。
作品の完結から半年ちょっとしか経ってない中々のスピード参戦である。
PV3の〆でゴルディオンフィンガーを見せつけ、ファンを驚愕させた。
本作は小説&コミカライズのみで展開された作品であるため事実上初の映像媒体メディアへの登場であり、『ガオガイガー』映像作品に関わっていた米たにヨシトモ監督、山根理宏氏、中谷誠一氏、漫画版作画の藤沢真行氏、原作著者の竹田裕一郎氏といった布陣が、絵コンテ並びに一部キャラグラフィック原画・シナリオ監修という形で製作に関わっている。
また、勇者シリーズである『勇者警察ジェイデッカー』と共演しており、クロスオーバーも多い。
一方でポルコートを始めとする、後継ビークルロボたちは登場せず、超AI関連は『ジェイデッカー』側に委ねる形となっている。覇界の眷属と化した旧GGGとの激戦もジェネシックとキングジェイダ―のみでほぼカットである。
ちなみにファイナル・ガオガイガーはコン・バトラーVを超える驚異の7人乗りガオガイガーである。
後述
基本、単発の勇者シリーズ作品で周年記念を別にして、未だに供給を行ってくれるのはガオガイガーだけである。破界王のコミカライズは継続中でweb掲載なのも有り難い。
シリーズ最後で色々と異質なガオガイガーだが、「ガオレンジャー」になる筈だった戦隊が、ガオガイガーとの名前が被るのを避ける為に『星獣戦隊ギンガマン』になった、という後年への影響の強さを感じるエピソードも残っている。
スパロボ30の発表時はまだ入院中だったが、参戦作品の俺得感に生きる気力が湧いたのを未だに覚えている。参戦時の再現度にはまだ余地というか不満もあるので今後に期待したい。
END.