献立を考える際の要点
皆様におかれましては、
食事の栄養バランスを考えたり、
献立を考えたりして、頭を悩ませたりする事は
ございますか。
そういう時に覚えておくといい、
最低限の「体力と精神を安定させる」
食事の摂り方について書いてみたいと思います。
人体に必要な栄養素
まず、人間の身体に必要なものを挙げると、
タンパク質、炭水化物、ビタミン、になります。
これらを必ず一品ずつは、どの食事でも摂るように
心がけられるとよろしいでしょう。
炭水化物を含む食品は、パン、ご飯、パスタ等、
タンパク質を含む食品は、肉、魚、卵、乳製品等、
ビタミンを含む食品は、野菜類と
おおざっぱに覚えておくといいと思います。
これらを最低１品は、
食事の都度に食べるように心がけるようにすると、
存外、身体と心のバランスを整えるのに役だつようです。
例えば、パンにハム、トマトというように、
分量と種類は少なくとも、１種類は食べるようにし、
３食でなるべく多くの種類をとるように心がけるとよろしいでしょう。
脂質は正常な食事をしているとある程度の分量は摂取できます。
脳は油で出来ているので、適度にとらないといけません。
栄養バランスがよい食卓の画像
欠乏症の症状
ちなみに、各栄養素が欠乏するとどうなるかというと、
炭水化物を極端に抜く食事をした場合、
まず、指が細かく動かなくなり、
いろいろな事故やトラブルの元になるだけでなく、
タンパク質や脂肪で必要なカロリーを補う事になり、
腎臓障害やアレルギーになりやすくなるので、
ご注意ください。
また、たんぱく質不足になると、
てきめんに髪の毛、肌、爪の状態に影響が出て、
特に女性は困った事になるので、気を付けましょう。
免疫機能もおかしくなり、病気にも
罹りやすくなります。
ビタミン類の重要性
そしてビタミンが足りなくなると、
あまり日常生活で大きく影響は出ませんが、
「正気」にかかわってくるので、
気を付けた方がいいと思います。
大昔、船の中で野菜不足になり、
ビタミン類が足りなくなると、
肉体的に壊れるだけではなく、
上級船員が正気を失って異常行動を起こした結果、
船が沈む事態も結構あったようです。
災害時に必要なビタミンの備蓄
大災害の時、
まず、命を保つ為の「炭水化物」「タンパク質」が
優先的に被災地に支給されますが、
これだけでは、「正常な精神状態」を保つのが難しく、
流言飛語の発生や
それを真に受けた人がパニックを起こすなど、
２次的なトラブルになりかねないので、
筆者はマルチビタミン錠剤の非常時の為の
家庭におけるローリングストックと、
官公庁での非常物資としての備蓄を
ぜひお願い致したいものだと
常々考えております。
気分が落ち込みがちなお人が、
買い物に出る気力がない時にも
マルチビタミンの錠剤は
非常時の助けになるのではないかと
思います。
ビタミンというのは１ｇもない分量で
身体をコントロールする物質なので、
野菜からとった方が安全で過剰症等の
トラブルもまず起こらないので、
最後の手段と考えておいてください。
炭水化物の欠乏症
タンパク質の欠乏症
https://medipalette.lotte.co.jp/bodycondition/258
ビタミン類の欠乏症
