最も有名なフレーバーティー
皆様は、「アールグレイ」紅茶はお好みですか。
香りが強く、好き嫌いが別れる紅茶ですが、
筆者はアイスティーやホットミルクティーで
楽しむのが好みです。
アールグレイの発展形の「レディ・グレイ」も好きです。
この紅茶を知ったおかげで、
不景気な味の紅茶に遭遇してしまった時、
「ヤグルマギク」をブレンドすると
まあまあ飲めるようになる、という知識も得ました。
紅茶の葉の画像
「アールグレイ」の名前の由来
アールグレイとは、
英語の本来の意味では「グレイ伯爵」という意味になります。
なぜ紅茶に「伯爵」の称号がついたかについては
諸説ありますが、
グレイ伯爵は英国宰相も勤めた人だったので、
威光にあやかりたい、という
という1800年代の紅茶会社の戦略だったような、
と、筆者は考えております。
その前から、「グレイ」という名前の紅茶ブレンドはあったそうで、そこに「伯爵」の称号をつける事で、
ブランド化をはかったのではないでしょうか。
英国で起こった「元祖争い」
どの会社が「アールグレイ」開発を命じられた元祖か、という事で、訴訟沙汰まで英国では起こったそうです。
これだけ普及しているのだからどちらでもいい、とは
英国のお人は考えないようで、
結局この訴訟は、2つの会社が合併した事で終わる、
という、
これまた日本人では消化不良になりそうな結末を迎えました。
「龍眼」の入ったもともとの姿
どの説が正しく、また、どこの会社様が開発したにせよ、
この「アールグレイ」というフレーバーの発想の元になったお茶というのは、中国のキーマンという土地の「ラプサン・スーチョン」というお茶だったようです。今は燻製のようなきつい香りのするお茶なのですが、昔は龍眼という果物の干したものが入ったほのかな香りのするお茶だったそうです。これが昔の英国では入手しにくかったので、比較的入手しやすかったベルガモットで着香して出来たのが「アールグレイ」という事のようです。
今の日本なら、干した龍眼を入手するのはそんなに難しくないので、何か優しい味のセイロン系茶葉か和紅茶に入れて当時の味を試してみるのも悪くない、と考えて、実行する機会を窺っている今日このごろです。
アールグレイについて
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%82%A4