アーモンド菓子を気楽に作れない理由
皆様は、アーモンドクリームや、アーモンドチョコレートは
お好みですか。
筆者は、アーモンドクリームを使ったお菓子を
たまに作ります。
「たまに」とつくのは、嫌いであまり作らないから、
という訳ではありません。
昨今、アーモンドクリームを作るのに必須な、
好みに合うアーモンドパウダーのお値段が上がったからです。
アーモンドを使ったお菓子の画像
好みの品種のアーモンド
筆者が好んで使っているのは、マルコナという種類のアーモンドで、
スペインで作られたアーモンドパウダーになります。
やはり、多く流通しているアメリカの品種のパウダーとは、
香りが全く違い、おいしいお菓子になるので、
マルコナのパウダーを知ってからはこれ一辺倒になっております。
しかし、価格も明らかにアメリカ産より高価になっているので、
たまに、しか作れないという事情があります。
皮付きアーモンドパウダーが店から消える
昨今、EUの規制が厳しくなったのか、菓子材料店には私の好みの「皮付きパウダー」が並ばなくなったのが残念です。
皮付きパウダーの方が香りが高く、また、素朴な味わいに仕上がるので、好みだったのですが・・・
国産マルコナアーモンドへの期待
また、昨今筆者にとって嬉しい情報が入ってまいりました。
山形の方にて、
マルコナ種のアーモンドの栽培が始まったそうなのです。
当分の間は、スペイン産よりも価格が高い状態が続くとは
思いますが、
栽培が普及してくれば、国産のアーモンドパウダーが
お手頃な価格で入手できる事になり、
とても嬉しい未来になると思います。
香りは若干違うものになると思います。
土地の性質による作物の品質の違い
どの作物でも言える事ですが、
その土地の性質によって、同じ品種を栽培しても、
味も香りも違ってくるのです。
コメも、同じササニシキでも、生産者と土地が違うと、
微妙に味が違ってきます。
私もそんなに味覚が鋭いほうとは思いませんが、
大学生が仙台の実験田で作ったササニシキと、
プロが作ったササニシキのご飯では味が違うのは
はっきりと分かります。
皆様も、アーモンドパウダーが御入用の時、
懐具合がよろしければ、「マルコナ」を買ってみられてください。
出来上がりがグレードアップ致します。
国産マルコナアーモンドについて