好物の「血の味」の果実
筆者は、ザクロの実が好物です。秋の短い間の楽しみでもあります。
「ザクロは血の味」等とも言われているので、ザクロが好き、
と他のお方にいうとあまり好評ではありません。
仏教と共に広がっている鬼子母神神話の為でしょう。
「ザクロの味」についての解釈
しかし、ザクロは肉系の味はしません。
甘くて新鮮な味がします。
しかし、何か味の中に陶酔するような感じがあるので、
これが自分で狩った肉を食べた時のような感じを抱かせるのではないか、
とひそかに考えております。
カピラバストゥという国の王子様だったお釈迦様は、
人の肉を食べるほど食生活に困ってはいなかったと思いますが、
狩りをして獲った獲物を料理してもらって食した経験は必ずあるはずなので、
こちらの感覚で鬼子母神の話のハーリティーに
納得してもらおうと思ったのではないか、と、最近は考えております。
「謎の味」の成分
しかし、その「陶酔のような感覚」をもたらす「味の成分」というのが、
ちょっとネットで検索しただけでは出て来ないのです。
どなたかご存じのお方がいらしたら、教えていただきたいものです。
美味しいザクロの選び方
但し、その辺の庭木としてあるザクロの実は
酸味が強くてあまり美味しいと言えないものです。
果物店で購入した大きなザクロで、
存分に美味しさを楽しんでいただけると思います。
イラン産が特に美味だそうです。
一度食してみたいザクロ
昔読んだ本に、「種なしのザクロ」というのが出てまいりました。
ザクロの木の絶対数が多いシルクロード界隈では、
たまにそういう突然変異個体があるそうです。
日本や海外でもそういう品種を改良しようと努力している模様ですが、
なかなか実現までの年月はかかりそうです。
気長に楽しみに待っているつもりです。
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