お茶に入れる砂糖とミルク
皆様は、紅茶やコーヒーに砂糖とミルクはお使いになりますか。
筆者は、小さいころは砂糖を入れた紅茶が好みでした。
だんだんと無糖の紅茶を好むようになり、その時は、
何となく自分が大人に近づいたような気がしたものです。
現在は、紅茶の1杯目はストレートでいただき、
2杯目はミルクティーでいただくようになっております。
ちなみに、ストレートティーという言い方は、
英語文化圏ではあまり通用しないようです。
海外で注文されたい場合は、
「ブラックティー」というとよろしいかと思います。
紅茶の画像
昔の不毛な議論
この季節になると、昔知人と話した、
「コーヒーや紅茶には砂糖を入れるのが不純か、ミルクを入れるのが不純か」
という、不毛な議論をしたのを思い出します。
筆者は、砂糖を入れると茶やコーヒーの味を損なう、
ミルクの方がいい、と主張し、
知人は、ミルクを入れる方がコーヒーの味を不純にする、と主張して譲らず、
1時間ほど論争になりました。
今から考えると、大変不毛な論争だったな、と思います。
紅茶やコーヒーに砂糖やミルクを入れて飲むのは、
どちらも渋みや苦みを和らげるためのものだった、
と歴史の本を読んで知ったからです。
コーヒーの画像
紅茶やコーヒーに砂糖やミルクが入るようになった背景
昔の紅茶やコーヒーは今より規制が緩く、
高級品だったので、のちの時代に庶民の手に届く紅茶やコーヒーには、
他のハーブを混ぜたりしたものがあったようです。
そういったおかしな味のお品をごまかすために、
ミルクを入れる習慣が定着した模様です。
もっと昔から紅茶やコーヒーを嗜んでいた上流階級では、
ステイタスや味をアップさせる方法として良い砂糖を入れていたようです。
砂糖もヨーロッパでは舶来品だったのです。
そして、ミルクティーは「おいしい」ので、
上流階級でも飲まれるようになったそうです。
どちらにしろ、文明の進化で、
砂糖入り紅茶もカフェオレも
嗜好品として楽しめる世の中になったのはいいことだと思います。
紅茶に砂糖を入れる理由
紅茶にミルクを入れる理由
コーヒーに砂糖とミルクを入れる理由