あまり評判の良くない「三陸節」
皆様は、お料理に「鰹節」はよく使用されますか。
筆者は、結構みそ汁の出汁やその他の用途で使用しております。
鰹節の画像
普通、鰹節といえば、
枕崎等の日本でも南方で生産されたものが有名ですが、
日高見の地の三陸でも作られております。
しかし、昔からあまり上質なものという定義がされておりません。
あまり質がよくない、というイメージが定着してしまっております。
平安時代の書物にも、そのように書いてありました。
しかし、技術の進歩と、地球温暖化の影響もあるのでしょうか、
良質の鰹節を作っている業者様が気仙沼にあることを、
恥ずかしながら最近になって知りました。
春夏のカツオなら、おいしい鰹節になるそうですが、知名度が今一つのようです。
仙台市内の業者さまに電話して取り寄せをお願いしたのですが、
あまりいいものではない、といわれました。
これからの「三陸節」への期待
しかし、これから海水温が上がった時代、皮肉なことではありますが、
脂身の薄いカツオが気仙沼に大量に水揚げされるようになることが想定されます。
そうなると、「三陸節」も見直され、生産量も増え、
知名度も上がるのではないかとひそかに期待しているのです。
そうなったら、近所のスーパーでも三陸の鰹節が商品棚に並ぶようになり、
私も買い求めやすくなるのではないか、と期待しておりますし、
品質の向上も期待しております。
三陸節について