地中海がふるさとの野菜達
皆様は、春菊、大根、アスパラガスというと、何を思い浮かべられますか。
皆様に親しまれているこれらのお野菜の共通点は、
意外にも「原産地がギリシャ」という事なのです。
アスパラガスはなんとなくそうかも、と思われるかもしれませんが、
春菊や大根がギリシャ由来と聞くと、意外に思われるお方が
多いでしょうが、これは厳然たる事実です。
海や陸のシルクロードを経て、ゆっくりと春菊と大根は元首が海外から入ってきて、
日本各地でその土地の事情や土質に合うように品種改良され、今にいたっております。
大根の画像
ギリシャにある大根の原種に当たる植物と、
「桜島大根」の根の部分だけを予備知識のない植物分類学者様に見せたら、
果たして同種の植物と仰るのかどうか、はなはだ疑問に思っております。
一度その手のいたずらを学者様に試してみたいようにも思っておりますが、
残念ながら機会がありません。
また、春菊は昔は薫りが強すぎて苦手な人が多かったと思いますが、
今はだいぶんそれが薄くなるように品種改良され、
生食できる春菊まで食料品店にて販売されております。
春菊が食用になった謎
現代ギリシャでの春菊の名前は、
「キトゥリーニ・マルガリーテス(黄色の菊)」と呼ばれていて、
ギリシャ在住の人の頭の中では、タンポポのような位置づけにあるようです。
野の花として見られるだけで、食べられる事はないそうです。
どの時代、どの地域に渡った時点で、食用にされ始めたのか、
時間があったら調べてみたいものです。
大根について
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%82%A4%E3%82%B3%E3%83%B3
春菊について
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%B3%E3%82%AE%E3%82%AF