平安の物語と「スパゲティ」の共通点
皆さまは、唐突な題名に驚かれるかもしれません。
しかし、筆者には「共通点」が見えるような気がするのです。
プッタネスカとは、買物に行きにくい職業でも
家に常備出来る食材で作れるスパゲティ、という風に言われております。
もしくは、美味しいスパゲティで人を引き寄せる為、という説もあります。
スパゲティ・プッタネスカの画像
この説をとると、「源氏物語」と共通点があるように思います。
「物語」が書かれた目的
「源氏物語」は、平安時代のお后様の所に仕えておられた
「女房」と呼ばれるお方が書いた「物語」です。
この物語には、たくさんおられるお后様の中から、
自分が仕えているお后様の所に通って頂く為に、
「面白い物語」を書き、その続編がお后様の所に通う度に見られる、
という楽しみを作る為に書いたもののように筆者には思われるのです。
当時は紙ものは貴重品ですから、
作者の所か、写しを持っている人の所に言って書き写して読む、
という方法で物語は広まっていきました。
その面白い「原本」を書いて人を引き寄せていたように思うのです。
「枕草子」も同じような目的で書かれていたように思います。
どちらも、日本文学の先駆けとなり、いまに至るまで伝えられているのは、
面白かった為、あちこちの貴族の家に写本が残っている為でしょう。
お勧めの「物語」
あまりメジャーではありませんが、
筆者は平安文学の中では、「落窪物語」や、「住吉物語」が好みです。
色々な物語が平安時代には書かれておりますので、
皆さまもお好みを探してみられてはいかがでしょうか。
図書館で司書の方に聞けば、色々と探してくださると思います。
スパゲティ・プッタネスカについて