「ローストチキン」の為の「ブロイラー」
皆様は、「ブロイラー」というと、どのような事を思い浮かべられますか。
安い鶏肉の原料の種類の鶏、というところが
大多数のお方が思い浮かべられるところではないかと推測致します。
ローストチキンの画像
しかし、実際は「オーブンで丸焼きにする若い鶏」
というのが本来の意味なのだそうです。
「親鳥」は揚げ物に
それに対して揚げ物として食べる鶏は、「フリッター」と称していたそうです。
わりに歳をとった親鳥の場合が多かった模様です。
しかし、ヨーロッパにおける家族団らんの時に、
小さい若い鶏をオーブンで焼いて食してもなかなか満腹するまで食べる事が難しいので、
だんだんと大きくなる鶏の品種改良がなされ、
「ブロイラー」といえば大きくて安い鶏、というようなイメージが定着したようです。
因みに、筆者はずっと若いころに
ブロイラーの骨格標本を作った事がありますが、あまり歩いていないため、
足の指先がぷにぷにしていて、なんとなく変だな、と思った事を記憶しております。
インコよりも格段に柔らかいのです。
あまり歩かせてもらえないのでしょう。
何かアニマルウェルフェアに配慮が出来るうえで、
安定した食肉供給はできないものかと思います。
ブロイラーの名前の由来と歴史について