イタリアンに合うケーキ、フレンチに合うケーキ

微妙に違う「料理によって合うお菓子」

このコラムを読んでくださっている皆様の大半は、

「ケーキ」がお好きなのではないかと推測致します。

特に、洋風のコース料理のデザートとして出されるお菓子は、

コースのフィナーレの楽しみです。

筆者の趣味の一つはお菓子と料理つくりなのですが、

料理によって合うお菓子が違う事が、下手の横好きながら分かってきたところです。

さらに乗ったコーティングされたチョコレートケーキの画像

チョコレートケーキの画像

例えば、同じチョコレートケーキでも、フランス料理のコースの場合はふわりとした食感のケーキが合い、イタリア料理のコースでは、しっとりとした食感の方が相性がいいのです。

この調子でいくと、ドイツ料理に合うケーキ、イングランド料理に合うケーキも各々違うことが推測されます。

また、各家庭の料理のテイストによって合うお菓子のレシピも微妙に違ってくる事でしょう。

欧米人が「レシピ」を秘密にする事情

そこで、欧州や米国に於いては、「家庭のレシピ」が大切にされ、なかなか他人に教えたりしないらしい、という事も分かって参りました。

貴族の家柄の場合は、大昔は料理レシピの相続争いで裁判沙汰になった事もあったと聞き及んでおります。

昔の貴族や王族の家では、料理は食卓外交の武器にも使われたものなので、そういう事もあったのでしょう。

王族の愛人等は、美味しい菓子や料理を創作して、パトロンたる貴族や国王をもてなして自分の所に引き寄せた、という事もあったようです。

今はそういう事もあまりなくなり、ネットを見ればレシピがあふれている状態なので、世界はある程度進歩し、平和になってきたのかな、とも思います。

最近になって筆者にもわかってきた事

筆者はもともと理系なので、良きもの、良き知識はみんなで分け合えばいいと思う性分なので、長いことこのような事情や心理が分かりませんでした。

自分の自慢料理の作り方を教えたがらない人の心理がなかなか分からなかったりもしましたし、ある程度料理は作れる方なので、ある程度の技量がなければ制御不能なレシピというものもあることも分かっておりませんでした。

今後はこういう事情にも気を付けて、料理や菓子のレシピ作りや探索を続けていきたいと思っております。

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モーニング

朝が弱く、空気が読めないキャラクターです。食べ物についてのコラムを中心に書かせて頂きたいと思います。 好きな事は、読書と料理、菓子作りです。

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