こんにゃくのお話

数少ないこんにゃく食地域

皆様は、「こんにゃく」という食品はお好みでしょうか。

筆者の家では、煮物になると必ず使われる食材です。

食べやすく切られたこんにゃくの画像

こんにゃくの画像

実は、こんにゃくを日常的に食しているのは、日本人と、四川省の方々の一部に限られております。

こんにゃくというのは、収穫までに2年かかり、且つ、普通の動物は食べない植物から作られる食べものなので、よく野生植物の中から見出して食用植物に改良した人がいるものだ、と感心する事があります。こんにゃくはインドやインドシナ半島に広く分布する植物ですが、食用にしているのはごく一部の地域だけです。この地域で、よほどひどい飢饉でもあった時に、食用として発見されたのではないか、と筆者は考えております。

こんにゃくの歴史

昔から、大陸で動乱があると日本に亡命してくる方々がおられたようなので、昔、四川省に住んでいた方々と先祖を同じくする民族の方々が海をわたって日本にやってきた時に、この植物ももたらされたのでしょうか。

鎌倉時代には一般的な食品になった、と、調べると書いてありました。

この時期に、精進料理としての地位を確立したようです。

こんにゃくの栄養

また、こんにゃくには食物繊維しかないように思われている節がありますが、カルシウムとカリウムも含まれているので、カルシウム補給の効果とデトックスも期待できる食物と思います。乳製品の類が嫌いなお年寄りには、こんにゃくを積極的に食していただくとよろしいかもしれません。

こんにゃくゼリーは世界進出できるか?

また、日本で開発された「こんにゃくゼリー」は、世界で勝負できる食品に成長するのではないか、と筆者はひそかに考えております。

欧米の方々はこんにゃくの匂いと食感が苦手なようですが、

ゼリー状の甘い食品には、昔のゼリーが高価だった時代の名残なのか目がなく、スーパーにもゼリー菓子やインスタントゼリー等が並んでおります。

そこに、こんにゃくで作った、常温でも溶けにくく、お弁当の保冷剤としても使えるこんにゃくゼリーも加えたら喜ばれると思うのですが、もう海外への情報発信は行われているのでしょうか。

ご存じのお方がいらしたら教えていただきたいものです。

こんにゃくの話

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%8B%E3%83%A3%E3%82%AF

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モーニング

朝が弱く、空気が読めないキャラクターです。食べ物についてのコラムを中心に書かせて頂きたいと思います。 好きな事は、読書と料理、菓子作りです。

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