不思議に思ったTV番組
皆様は、表題のような経験をされた事はありますか。
筆者は、濃いお茶の飲みすぎと思われる頭痛が起こった事がありますが、この逆の現象は経験した事がありません。
大昔に、TV番組でユーラシア大陸中央部の草原の民族の暮らしについて放送していた時、ゲル(天幕)で暮らしていたそういった人たちの一人が、いつもゲルではお茶を沸かしていて、「お茶を飲まないと頭痛がする」と言っていたのを聞いて、不思議に思っておりました。
中央アジアの草原の画像
時間が経ってから分かったこと
しかし、それから何年か時間が経ってから、生物学を学び、また、入手できる医学情報等から判断すると、
草原での遊牧の仕事は活動量が多く、汗がたくさん出るので、脱水症状が起こりやすく、その前兆として「頭痛がする」といった症状が出るのではないか、という考えに思い至りました。
それを予防する為のお茶なので、飲まないと頭痛がするのでしょう。
また、草原の水は一旦沸かさないと飲用には適さない、という事情もあり、その時にお茶にしておくとビタミンもとれる、という事もあるようです。
ちなみに、この地域の「お茶」は、牛乳や馬乳が入ったミルクティーに塩が入っているもので、汗で失った塩分を補うのにもよいアイディアだと思います。
こういう景色の所に行ってみたいとも思う筆者なのですが、虚弱体質ゆえに、すぐに病院に搬送されかねないので、ちょっと自粛しなければいけないかな、と思っております。