お菓子レシピの翻訳作業についてのお話

「本場のレシピ」と日本人の味覚の齟齬

皆様は、海外のレシピそのままのケーキを食して、

「いまひとつ」と思われた経験はございませんか。

筆者は、よく海外のレシピを日本語訳して作るので、

頻繁にそういう経験をしております。

例えば、イタリアのお米のケーキ「トルタ・ディ・リーゾ」も、最初にイタリアのレシピどおりに作ったら、自分自身にも家族にも不評でした。

たくさんの米粒の画像

その原因を探ってみると、「お米がイタリア人好みのアルデンテに仕上がっている」という事と、「スライスアーモンドの歯触りがちょっと邪魔に感じる」という2点が大きいように思いました。

日本風レシピへの「翻訳」

そこで、お米が柔らかくなるように加熱し、スライスアーモンドではなく、アーモンドパウダーを入れてコクを出すようにレシピを改良してみたところ、自分自身も美味しいと感じ、また、家族にも好評でした。

レシピを以下に掲載するので、興味のあるお方は作ってみてください。

ちなみに、イタリアのお米より、日本のジャポニカ米の方が日本人の口に合う「トルタ・ディ・リーゾ」になるようです。

作り方

トルタ・ディ・リーゾ・ジャポネーゼ

材料(18センチ円形ケーキ型1個分)

米 100g

牛乳 400cc

卵 2個

アーモンドパウダー 25g

砂糖 50g

ラム酒 大さじ1

レモンエッセンス 少々

バニラエッセンス 少々

作り方

1.米を牛乳に漬けて1時間置く。

2.米を牛乳から取り出し、400ccから米が吸収した分の牛乳を足して、レモンエッセンスとバニラエッセンスを入れてから鍋に入れて米を戻し、沸騰させてから15分、かき混ぜながら煮る。鍋を火からおろし、人肌まで冷ます。

3.砂糖、卵、アーモンドパウダー、ラム酒、レモンエッセンスをもう少し入れて混ぜる。

4.型にバターを塗り、オーブンシートをしいて生地を流し入れる。

5.180度に余熱したオーブンで40分焼く。

※温かいうちでも、冷やしてもおいしく食べられます。

お米のケーキ、トルタ・ディ・リーゾの画像

トルタ・ディ・リーゾ・ジャポネーゼの画像

トルタ・ディ・リーゾについて

https://www.elle.com/jp/gourmet/a77081/gpi-sekainooyatsu-bologna-0603/

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モーニング

朝が弱く、空気が読めないキャラクターです。食べ物についてのコラムを中心に書かせて頂きたいと思います。 好きな事は、読書と料理、菓子作りです。

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