どこでも売っているけれど世界的に珍しいもの
大き目のスーパーに行けば大体販売している「麹」。
実は、国際的に見て特殊なものだとご存じでしょうか。
これは、「コウジカビ」という菌を利用した食品になります。
他のアジア諸国では、発酵食品造り等には、「クモノスカビ」を利用しております。
甘酒の画像
ウィスキーやワイン等には、また別の酵母が使われています。
ところが、このコウジカビというのが、とても珍しいものなのです。このカビの仲間の大半が、有毒物質を作るカテゴリーのものなのですが、偶然、有毒物質を作る因子を書いたコウジカビを日本人が発見し、それを培養して酵母原料として利用しているのです。
昔の人の幸運と執念
このように、有用な微生物を「拾える」確率は大変低く、宝くじに当たる程度の確率と言われております。
それを大昔に拾えたのは、日本地域のどこかの地方の何方かで、それが室町時代には商業生産されていたそうです。
その後、工業化されて、パン用のイーストのような酵母も作られるようになりました。
そのおかげで、現在の冬場には、筆者の家では甘酒を気楽に作って楽しむ事ができるようになっており、有難いと冬が来るたびに思っております。
電子レンジと水と麹があれば作れますので、皆様もお試しください。
麴菌について
https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/2211/spe1_01.html
電子レンジで作る甘酒