びっくりする名前のお菓子
「骨のお菓子」。何の事だと思われますか。
実は、イタリアの南部、シチリア地方にて、「死者の日」11月2日に食べられている行事菓子です。某アニメ映画にて、メキシコの習慣として有名ですが、シチリアでも同じ日に同じようなお祭りが行われています。
シチリアでのこのお菓子の名前は、「オッサ・ディ・モルティ」死者の骨という意味になります。
アーモンドとお砂糖とスパイスと卵白とワイン等が原料で、ねっちりした感じのお菓子です。骨の形に作ってあります。
シチリアの風景の画像
お彼岸のおはぎのようなお菓子
日本の慣習でいうと、お彼岸に食するおはぎといった感じの立ち位置にあるお菓子だと思います。
シチリアは、昔から海の交通の要衝だったため、多くの民族が行き来し、独特なお菓子や文化がたくさんあります。
ゼラチンを使わないゼリーであるジェーロや、リコッタクリームのお菓子等もおいしいものです。
皆様もイタリアにおいでになる機会があったら、是非、お試しください。
「オッサ・ディ・モルティ」について