魚や貝を食べるための作業
さて、皆様は魚や貝をしめたり捌いたりした事はおありでしょうか。
食べる為には少々かわいそうとは思いますが、しめる、捌いて食べられるように加工する、という行程が必要になってまいります。
筆者も、年に数回くらいは生きた魚や貝を買ってきて、しめてから捌いております。
ホタテ貝の一種の画像
しかし、切って殺すのは痛そうで気の毒、とも思います。
カニ等も生きたまま蒸すのが気の毒でした。
酔っ払いエビの手法
何かいい方法はないものか、と考えていたとき、
中国料理の「酔っ払いエビ」という調理法で料理したエビを食する機会がありました。
エビの入った器に紹興酒を注いで、動かなくなったところでゆでて食べる料理です。
これはなかなかいい、と筆者は思いました。
魚や貝、カニ、エビはえらで呼吸しているので、アルコールをダイレクトに呼吸器に取り込む為、人間よりはアルコールに弱く、簡単に麻酔にかかったような状態になってしまうものだ、という事に気が付いたのです。
それ以来、ホタテ貝やエビを料理したり、カニを蒸したりする時には、日本酒に漬けてからにしております。
動かなくなって捌いて調理するのが楽ですし、普通よりは痛くないのでは、と勝手に考えております。感想を聞けないので、真相は分かりませんが。
ドジョウのような生命力の強い魚でも、10分以内におとなしくなって、楽に料理できるようになり、貝も口を開いて身を取りやすくなります。
もっとも、この方法にも欠点があります。
お酒の味や香りが苦手な家人から、料理したもののアルコールの匂いがきつい、と文句を言われるのです。
それ以外は問題がなく、わりと人道的な方法かと思っているのですが・・
どなたか、もっと良い方法をご存じなら、教えていただきたいものです。
酔っ払いエビについて