幼いころは「得体のしれない食品」
「ゆば」と聞くと、皆様は何を思い浮かべられますか。
筆者は、幼いころは黄色がかって乾燥した感じが
ミイラの包帯にも見えて、ちょっと気味が悪い感じを覚え、
ゆばがしまってある戸棚には近寄りませんでした。
しかし、大きくなってから食してみると、料理次第で実に美味しいものだとわかり、好物の一つになりました。
湯葉の製造過程
しかし、美味しいのですが、もう少し歯ごたえというか、ボリュームがあるともっといい、とは時々思っておりました。
それまでに私が食していたのは、京都風の湯葉ばかりだったので、そんな感じを覚えていたのかもしれません。
ボリュームがある「日光ゆば」
しかし、年齢を重ねてから、「日光湯波」というお品がある事を知りました。
聞いた話によると、京都の湯葉は1枚仕立て、日光の湯波は2枚仕立てという製法で作る為、京都のお品より厚くて食べ応えがあるそうです。
筆者はまだいただいた事がないので、はっきりした感想は言えませんが。
日光ゆばの難点
少々残念なのは、京都の乾燥湯葉と違って、日光のお品の乾燥品には、あまりバリエーションがないのが難点だと思います。巻いた形で乾燥させた品等があれば、上品で食べ応えがある植物性タンパク質食品として、あちこちで喜ばれると思います。是非、製造している会社様に検討していただきたいものです。
日光湯波について