THRILL SHOCK SUSPENSE #17
2024年7月 変わらない評価を受ける名作推理ADVを紹介 愛及屋烏
東京サイコデミック
~公安調査庁特別事象科学情報分析室 特殊捜査事件簿~
Continuation from last page. 17-1 https://no-value.jp/column/69592/
最強の手札・異能者を追う仲間達
異能者を追う主人公達は敵に勘づかれ無い様に地下の事務所に潜伏し、仲間達とのやり取りもダークウェブ上のサイト・ダークピット(闇の取引所)を介し、万が一を考えて、ニックネームで呼び合っている。
直接の接触もある程度は(少なすぎても怪しい)避け、杵島からの事件資料の提供も裏の運び屋を使っている。ゲーム開始時点で未解決事件の調査活動は約四年。
主人公 真洞明/ディーラー
ゲーム開始時に名前を入力しないと、デフォルトネーム『真洞明』になる。 異能教団の調査を岩井探偵事務所に依頼に訪れ、情報提供者として協力する事になった。
組織としての異能教団が壊滅した後、所長の岩井が冤罪で投獄されてしまった為彼の冤罪を晴らし、教団事件の真相と残された筈の異能者達を追う事となった。
ゲーム開始時点では、同僚の紅葉巴杏と共に地下の事務所に潜伏しつつ、異能者の手掛かりを求めて、未解決事件を追っている。フラットな立場から、仲間達にカードを配り(情報を振って)場(調査)を進行させる。
紅葉巴杏(あきばともな)/マネージャー
これが、私たちの答えよ。
大学卒業後、岩井探偵事務所の助手として働いている時に主人公と出会う。
異能教団の事件で所長の岩井が収監され、岩井探偵事務所が解体されてしまった後は、主人公を助けながら、一緒に東京で起こる不可解な事件について、秘密裡に調査を続けている。
異能教団が関わったとされる、高校生連続変死事件で弟を亡くしている。
探偵として優秀だが、直情的で正義感が強いので非情な選択が必要な場面で迷いが出る、とは所長の岩井の言。
岩井賢二
元・岩井探偵事務所の所長兼探偵。
事件を調査中に主人公や紅葉と出会う。日常の裏で行われていた、政府や警察も関わる巨大な陰謀を暴くべく動いていたが、テロリストに仕立て上げられ、有罪となり、現在は府中にある刑務所に収監されている。
度々、面会に訪れる主人公と紅葉に事件に関するアドバイスを送るも、あくまで真実の追及を目指し、自分の救出の為に事件を追うな、と釘を刺している。
杵島・Ⅼ(ローレンス)・ユイカ/ジャンケット
不可解な事件に首を突っ込みたがるのはワタシの性分。
それ以外に理由はないわ。
元警視庁公安部の人間で、かつては日本国内のテロを防ぎ、政府の機密情報等を守るべく仕事に従事していた。
中止されつつあった、異能教団の捜査を引き継ぎ、その捜査活動の中で岩井探偵事務所の存在を知り、主人公たちと出会う。 しかし、警察や公安内の裏切りを知り、警視庁を退職。
現在は、法務省公安調査庁に所属。
主人公や紅葉に協力しつつ、異能者が関与した可能性の有る、警察には継続捜査の難しい未解決事件の解決をジャンケット――つまり、仲介(依頼)している。
柏原隆一/メカニック
僕もプログラマーのスキルを使って、調査に協力します。
企業のインフラやセキュリティを手掛ける優秀なメカニック(エンジニア)。
趣味は、ダークウェブ閲覧とコンカフェ巡り。 仕事がリモートワークなので時間には余裕があるらしい。
ネット上で活動し、多くの犠牲者を出していた異能教団の非道に義憤に駆られ、独自の調査をきっかけに岩井探偵事務所を訪れ、主人公や紅葉と知り合う。
ハッキング能力にも長け、その腕で主人公達をフォローする。
とりあえず、メカニックに任せとけ、レベルで有能。捜査に必要なプログラムもささっと用意してくれる。主人公達の活動の六割ぐらいが彼に依存している気がする。
街に設置されている防犯カメラをハッキング。上場企業に所属する社員の個人情報をハッキング。病院に通う患者のデータをハッキング。果てには国が管理するデータベースにまでハッキング。
……と、こんな感じでありとあらゆるデータを「これちょうだい」の一言で持ってきてくれます。事件の捜査に必要な証拠の大半は、彼が持ってきていると言っても過言ではありません。
この男が味方でよかった。本当に。
戸塚祐介/バーテンダー
私の医学の知識が、その助けとなるのなら、
いつでも言って下さい。
都内の病院に勤務する優秀な脳神経外科医。
父親は遺伝子工学やゲノム解析の専門家だったが、 研究に没頭するあまり、大学を追われ、自ら命を絶っている。
更にその研究が異能教団の異能者開発に悪用されていた。
父親が生前に語っていた「多くの人の未来に自分の研究が光を当てられたら」という志を継ぎ、医師として、医療や生態の知識を活かし、主人公達の事件調査に協力している。
嬉野めぐり/オッド
祓え給い 清め給え 神ながら 守り給い 幸え給え――。
都内に人知れず建っている丹之崗神社という古い神社の巫女。
常人よりも人や自然の氣を敏感に感じ取る事が出来、予知夢を視る事がある。
高校生の頃、神社を訪れた主人公と出会い、その数奇な未来を予見した。主人公や紅葉が追う未解決事件に纏わる、オッド(奇妙)・超常的な現象について、分かり易く解説してくれる。
運び屋/ウェイター
杵島から送られてくる、事件資料や証拠品を事務所のドアの前に届けてくれる、裏の運び屋。全てが不明で顔見せや会話も特に無い。
猫/キャット
ニャ~。
猫以上でも猫以下でもない存在。癒し枠。 猫なので、主人公達には『キャット』と呼ばれている。
地下から地上に通じるエアダクト経由で、事務所内に入って来ているらしい。
調査中、モニター前にやってきたり、ソファに居座ったりしている。 猫缶を開けて、エサやりする事が出来る。回数に応じて取得可能なトロフィーもある。
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