変わった名前のフランス菓子
最近、筆者がフランス郷土菓子の本を読んでいたら、
「ニフレット」と呼ばれているざっくりと作られた
カスタードタルトのレシピを見つけました。
カスタードタルトの画像
「ニフレット」の名前の由来
「ニフレット」という言葉は、ラテン語や古いフランス語で
「泣かないで」という意味のようです。
フランスのプロヴァンという街のお菓子で、もともと11月1日の祭日に親御さんのいない子供たちに配られていた、と書いてありました。
中世ヨーロッパの時代、親のお墓の前で泣いている子供たちを慰める為に配られたお菓子、という説もあるようです。
バニラビーンズが香りづけに一般的に使われる前からの歴史があるお菓子なので、カスタードクリームにはオレンジで薫りがつけてあります。
昔は、お墓の前で配られていたので、熱々を食べるのが一般的だったようですが、今は、冷やして食べるのが美味しいレシピに変わってきているそうです。
パリから1時間で訪れる事ができる小さな町との事ですが、いろいろな国に、いろいろな地域の歴史があるものです。
ニフレットについて
https://blog.goo.ne.jp/fleurdesel/e/8d975dda263668ebaeb11c3b5c01a48a