大女優様お手製のケーキ
皆様は、某大女優様が楽屋で皆様にたびたびふるまっていた
ビスケットケーキについてご存じでしょうか。
チョコレート入り生クリームをビスケットに塗って一晩おいて作るケーキです。
材料になるマリービスケットのケーキ
私はこの女優様のオリジナルかと思っていたのですが、
昨今のTV番組で視聴したところによると、妹様が誰かから聞いたレシピなのだそうです。
そこで、このケーキのルーツについてこのブログにて考察してみる事に致しました。
いろいろと推測できるこのケーキのルーツ
似たようなケーキは、東欧、ドイツ、北欧の伝統的な家庭菓子にあります。
東欧の「カスタードクリームのビスケットケーキ」と、ドイツの「カルターフント」というケーキと、北欧の「ラーディオカーカ」というケーキです。
「カスタードクリームのビスケットケーキ」は、文字通りカスタードクリームをビスケットに塗り重ねて作るもので、
「カルターフント」と、「ラーディオカーカ」は、チョコレート入りバタークリームを塗り重ねて作るものです。
ビスケットの重ね方としては、「カスタードクリームのビスケットケーキ」や、「カルターフント」の方が、女優様のケーキに近い感じです。しかし、どちらもバタークリームを塗り重ねる点が違います。
日本では昔は良質なバターが入手しにくい、という事情もあったので、日本でも比較的簡単に入手できる生クリームにチョコレートシロップを入れたチョコレート生クリームで代用したのではないか、という気が致します。
もしかすると、この大女優様の妹様にビスケットケーキの作り方を教えてくれたお方は、外交関係者か、そのご家族で、ヨーロッパや欧米に暮らした事があり、その折にカルターフント等を見て、自分のオリジナルのケーキを開発されて、妹様に教えられ、それが今有名になっているのかもしれない、等と考えてしまいます。
もっとも、このビスケットケーキ類の中で、日本で作る分には一番費用がかからないのは、東欧の「カスタードクリームのビスケットケーキ」です。カスタードを作るのはある程度コツがいり、手間もかかりますが、生クリームより費用は抑えられるものです。
先日放送された、この女優様の特集番組をみて、久しぶりにカスタードビスケットケーキを作りたくなったので、今度の週末にでも作ってみようかと考えております。
カルターフントについて
ラーディオカーカについて