「食の本質」が書かれている本
皆様は、この題名の某作家様の本をお読みになった事はおありでしょうか。
筆者は一応ざっくりと読んでみましたが、なるほど、肉も野菜も究極的には土からの栄養で成り立っているので、理にかなった題名だと思いました。
草が伸びている土の画像
文化としての「食べる土」と動物が食べる土
一方、世界各地にて、「食用の土」が売られている文化圏はございますし、動物の中にも直接土を食するものがおります。
コンゴウインコ等は、食べている植物成分の解毒の為にある種の土を定期的に食し、類人猿のチンパンジーも、薬草と一緒に食べているそうです。
また、妊婦のミネラル補給によいとされて食用の土が販売されている地域も世界各地にあるそうです。
アイヌ民族の方々にも、土を食べる食習慣があったと聞いておりますが、どういう理由だったかまでは調べられておりません。
北海道はエキノコックスという風土病がある地域なので、おそらく加熱してから食していたのではないかと推測されます。
あたたかい地域の畑の土は比較的安全ですが、北海道の場合、生の土を食べるとエキノコックスが体内に入って病気を引き起こすので、十分に注意しないといけません。
好みで「食べる土」
こういった栄養的な事とは別に、好みとして発作的に土やチョークを食べたくなる人もいるようです。
「異食症」という病名がついたりもしますが、誰に迷惑をかける訳でもないので、筆者はわざわざ病名をつけたり止めたりしなくてもいいのではないか、と考えております。
土を食べる事について