かぼちゃの3つの系統について
皆様は、かぼちゃはほくほく系とねっとり系ではどちらがお好みでしょうか。
筆者の家では、家人も筆者自身もねっとり系のかぼちゃが好きなのですが、昨今、市場ではほくほく系のかぼちゃが多くて、少々残念に思っております。
日本で流通しているかぼちゃには、主に3種類の系統があります。
かぼちゃの画像
ほくほくした食感の西洋かぼちゃ系、
ねっとりした食感の東洋かぼちゃ系、
ズッキーニに代表されるペポかぼちゃ系
になります。
昔、サプリメントとしてペポかぼちゃ成分がもてはやされた事があり、筆者もちょっと興味がわいたのですが、食べるには怖い見た目をした小さなかぼちゃがペポかぼちゃだと思っていたので手を出すのを躊躇していました。
しかし、のちにズッキーニがペポかぼちゃ系と知って、なるほど、こういう味のものなのか、とほっとした思い出がございます。
それぞれのかぼちゃの原産地と呼称の違い
ちなみに、西洋カボチャは南米原産、東洋かぼちゃは中米原産、ペポかぼちゃは北アメリカ産だそうです。
「かぼちゃ」という名前の由来は「カンボジア渡来の植物」からきた名前だそうで、他にも「ちょうせん」「なんきん」などと呼ばれる種類も昔は栽培されていたそうです。これも、渡来した土地の名前から来ている呼び名です。
かぼちゃは、上の画像のような形のものだけではなく、ラグビーボール型のもの(これがちょうせんと呼ばれる事が多かったようです。)、バターナッツかぼちゃのようにひょうたんのような形のものもあります。
どの系統のかぼちゃも、美味しいものを安定して食したいという先人の思いから努力して品種改良された結晶のようなものなので、有難く感謝して頂きたいと思います。
かぼちゃの系統について
https://www.maff.go.jp/j/kids/crops/pumpkin/column01.html
ペポかぼちゃについて