早くに亡くなる平安貴族
皆様は、今話題の某放送局の大河ドラマ等を見て、平安時代のことに興味を持たれているお方が多いのではないかと推測致します。
平安絵巻の女性像
しかし、平安時代の貴族の生活は結構大変で、20歳代で死亡する人も少なくなかった、というと、驚かれますか。
食べるのがはしたない?
平安時代の貴族は、食欲を見せることがはしたない、という価値観がはびこっていた為、なるべく少なく食べることが上品とされておりました。また、白米をたくさん食するのがステイタスとされていた為、白米とわずかな香の物を食して毎食を終える、という人が大半だったようです。
そのため、栄養失調になりやすく、脚気にかかって死に至る人も多かったようです。
そういった状況で妊娠、出産もした為、出産直後の妊産婦の死亡例も多く、また、幼児の死亡例も少なくなかったようです。
縄文時代の平均寿命
参考までに、縄文時代の平均寿命を調べてみると、昨今の定説では40歳くらいまでは生きていてある程度の狩猟採集生活を行っていたようです。平安時代は、40歳まで生きると長寿のお祝いをしていたそうで、ずいぶんな違いだと思います。
縄文時代の食生活
縄文時代の食事は、魚介類、獣肉類、山菜、昨今では農耕もある程度行っていたという学説もあるので野菜の作物、ドングリや栗、クルミのパンやクッキーのようなでんぷん源、というものだったようです。
やはり、食事は健康に直結するので、おろそかにしてはいけない、とこの文章を書いていて筆者は痛感しております。
皆様も、たんぱく源、でんぷん源、ビタミン源となる食物をこまめに毎食摂取するように配慮して、健康に暮らしていただけることを願っております。
縄文時代人の平均寿命
平安貴族の平均寿命