「ようかん」の大昔の意味

「ようかん」がおいしい暑い季節

暑い日が続いておりますが、皆様はお元気でいらっしゃいますか。

水ようかんが美味しい季節ですね。

今は、「ようかん」といえば、小豆餡を寒天で固めたもの、という事になっておりますが、大昔はまったく違う食品を示すものでした。

「ようかん」の画像

昔は「羊のスープ」だったようかん

大昔の羊羹は、「羊」で作った「羹(あつもの)」つまり、濃いスープでした。

長時間羊の肉や骨を煮込んで作った、冷えると煮凝りができるようなスープが、「ようかん」の原型だったようです。

禅宗の僧侶によって日本に伝わったようですが、当時の日本では表向き肉食禁止状態だった為、豆の羹として定着していったようです。

昔は、「塩味」で食事用のようかんもあったりしたようですが、日本人の味覚に合わなかったのか、今は小豆と砂糖で構成され、寒天で固めたようかんがメジャーになっています。

小麦粉と餡を練って作り、蒸して作る「蒸し羊羹」も美味しいものです。

特に、栗がたくさん入った「栗蒸し羊羹」は、和菓子店のスペシャリテか、自宅で作らないと賞味するのが難しいものです。

アジア各地の「ようかん」

また、先の不幸な対戦により、日本の食文化が広がり、アジア各地にようかんの作り方も広がったようで、今ではあちこちの国でご当地ようかんがあるようです。

それも、機会があったら海外食品店等でおいてくださっているのを食してみたい、と考えている筆者です。

マンゴー羊羹など、おいしそうだと思います。

「羊羹」について

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BE%8A%E7%BE%B9

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モーニング

朝が弱く、空気が読めないキャラクターです。食べ物についてのコラムを中心に書かせて頂きたいと思います。 好きな事は、読書と料理、菓子作りです。

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