気になっていた「マナ」という食べ物
皆様は、旧約聖書に目を通した事はおありでしょうか。
筆者は30回ほど都合があって読んだ事がございますが、その中に書いてあった「出エジプト記」の中の「マナ」という食べ物についてずっと興味を持っておりました。
「丸くて甘い食べ物」と書いてあったので、今でもスーパーで販売されているカスタードケーキのようなものかな、と想像しておりました。
そして、それから年月が経ち、旧約聖書より前に書かれた「ギルガメシュ叙事詩」を読む機会も訪れました。
その中にも、「洪水」についての記述があり、ノアの箱舟のようなものを作って助かったジウスドラという男性について書いてありました。その中に、ジウスドラという人と神様の会話についても書いてありました。
楔形文字が書かれた粘土板の画像
「食べ物がなくて困ります。」
「空から甘くて丸い「クック」を降らせるので心配しなくていい。」
というような内容でした。
なるほど、これが「マナ」という食べ物の原型のようだ、と思った筆者は、「クック」について調べてみました。
調べてみた結果の想像と現実のギャップ
その結果、かなり時間はかかりましたが、ナツメヤシの実がぽつぽつと入った丸いパンケーキのようなもの、という事が分かりました。
私の想像とは違って、球形の「丸い食べ物」ではなく、平たい円形でぶどうパンを切り分けたような感じになるのでしょうか。
ずいぶん想像と違っていたのでびっくりしましたが、これくらいなら現在でも再現できそうなので、そのうち作ってみようか、と考えております。
メソポタミア文明時代の「クック」についてhttps://www.nhk.jp/p/kamado/ts/VNWVWYKX3Q/episode/te/M864MW4KQG/