トルコの美味しいお菓子「ケシュキュル」
皆様の中には、トルコに旅行して「ケシュキュル」というお菓子をご存じのお方がおられるかもしれません。
若しくは、トルコ料理店でデザートに召し上がった事があるお方もおられるでしょう。
アーモンドを入れたミルクにでんぷん質を入れて煮込み、プディング状にしたお菓子です。
家によっていろいろなレシピがあるようです。
ブラン・マンジェの画像
筆者がこのケシュキュルというお菓子の存在とレシピを知ったのは、図書館で読んだ雑誌からだったのですが、いかにも私の好みのレシピだったので作ってみたら、やはり好みの味に仕上がっておりました。
むしろ、同じような系統のお菓子のブラン・マンジェよりも食べ応えがあって好みでした。
「ケシュキュル」の歴史についての考察
食べながら考えた事なのですが、このお菓子の昔の原型が十字軍によってヨーロッパにもたらされ、より繊細な「ブラン・マンジェ」になったのではないか、と思ったのです。
ケシュキュルのアーモンドパウダーのざらざらを取ってゼラチンで固めたものが、大体ブラン・マンジェのレシピと言えるからです。
実際、フランス風のブラン・マンジェはゼラチンで固めるレシピですが、イングランド風のレシピのブラン・マンジェは、粉を煮て固めるタイプのものです。
こちらが、より古い系統のブラン・マンジェの作り方を継承していると言えるのかもしれません。
「ケシュキュル」と同系統の各地のお菓子
また、インドやイランには、フィールニやフェンニと呼ばれる米粉でとろみをつけたナッツ風味のプディングもあります。
これも、おそらく同じような起源を持つお菓子なのだと思います。
シルクロード経由で、発明された国から四方八方に散らばったのか、それとも、牛乳とナッツと穀類がとれる国で同時発生的に作られるようになったお菓子なのか、いずれ時間がある時にじっくり調べてみたいと思います。
ケシュキュルについて
https://mangashokudo.net/blog-entry-333.html
https://ameblo.jp/310moon/entry-12586694405.html
http://www.tkjts.jp/recipe/dessert_drink/1679/
フィールニ