ハロウィンの楽しみ
もうすぐ、ハロウィンの時期が近づいてまいります。
この時期に、懇意にしてくださっているパティスリーから、
かぼちゃのパイが贈られてくるのを、筆者は楽しみにしております。
かぼちゃのパイの画像
前に筆者が書いたブログでもお話したように、
もともとのこのお祭りの発祥地であるケルト文化圏では、
かぼちゃのパイを食べる習慣はありませんでした。
というか、派手にスプラッタなお化けの仮装をして街中で大騒ぎする日でもありませんでした。
もともとハロウィンは「大晦日」
元をただせば、ケルト文化圏での新年の始まりである11月1日の前の日に、先祖の霊や悪霊、妖怪などがこの世に現れるという大晦日とお盆が合わさったようなしんみりしたお祭りだったのです。
それが、アメリカ大陸に多くのアイルランド系の移民が移住し、ハロウィンの習慣が伝わってから、かぼちゃのパイを食べて仮装して大騒ぎする日、というイベントに変わっていった模様です。
クリスマスの日が日本に伝わり、クリスチャンではない日本人の間でイベント化していった過程と似たものを筆者は感じております。
何かと理由をつけて騒ぎたいのは、洋の東西を問わず万国共通の心理なのかもしれません。
各キリスト教の宗派の対応
尤も、クリスマスももともとはキリスト教以前の冬至祭の日をキリスト教のお祭りの日に置き換えたという経緯があるので、
「厳密な」キリスト教系の団体の中には、どちらもお祝いしないところもあるようです。なんでも、聖書の記述と当時の天文の様子を計算して調べた研究者の方の説によると、キリスト教の祖となるお人は、3月のはじめに生まれておられるらしい、という論文を読んだ事があります。
1月1日の欧米での過ごし方
ここで視点を転じて、東洋人にとっての新年の始まりである1月1日に西洋の方々は何をしているのかというと、家族で集まってご馳走を食して過ごしておられるようです。クリスマスには東洋人の新年のように厳粛に過ごし、1月1日にはクリスマスのように集まってパーティーをする、というのが一般的な感じです。
今年のハロウィンはどうなるか分かりませんが、けが人も度が過ぎた大騒ぎもなく終わってほしいものです。
ハロウィンについて
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%AD%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%B3