アフリカの国からの莫大な寄付
皆様は、先の東日本大震災の折に、アフリカの国から4千万円程の支援金があったのをご存じでしょうか。
そこはモーリタニアという国で、日本にタコを一番多く輸出してくれている所になります。
タコの画像
タコ漁が始まった経緯
その国に住んでいる方々は、イスラム教徒が大半で、また、海産物を食する習慣がほとんどない民族です。
そんな国が、なぜタコを日本にたくさん輸出するようになったかと申しますと、或る日本人が、タコつぼ漁の方法を教え、輸出するとお金になると教えたからです。
そのため、タコ漁をする人達は、自分たちが食べないものを漁獲して輸出する事により、かなりの高収入を得る事が出来るようになりました。
このお方は今でもモーリタニア国民にたいそう感謝されていて、子供にそのお方の名前を子供につけるモーリタニアの人がかなりの人数おられるそうです。
そのような人たちが、東日本大震災のニュースを聞いて、自分の月収の4分の1近くを日本大使館に募金してくださった方々がたくさんおられて、この国からの支援が4千万円以上になる、という結果になったのです。
なんとも義理堅い国民だと筆者は思いました。
資源管理の問題
しかし、今度は収入になるタコをとりすぎて、資源の枯渇が起きかけているようです。
もう一度日本の農水省から誰かを派遣して、今度は水産資源保護を教えなければいけないと思います。
昨今、タコが高価になってきてなかなか気軽に食する事が出来ませんが、感謝して頂きたいと思います。
モーリタニアのタコ漁について