「蒸して作る料理」なのになぜ「焼いて売る」と書くのか?
皆様は、中華料理の「焼売」はお好みでしょうか。
筆者は好物で、以前に甘エビを使った海鮮焼売を作った事が何度かあり、それが美味しかったな、と回想しております。
そのうち、暇になったらまた作りたいものです。
焼売の画像
それはそれとして、筆者には長らく抱えていた疑問がありました。
蒸し物料理なのに、何故「焼いて売る」と書くのだろうか、という事です。
わりに若い事から中華店の人に聞いたり、文献を調べてみたりしていたのですが、分かりませんでした。
やっと見つかった回答らしき説
しかし、ネットを頻繁に使うようになり、検索をかけたところ、やっと語源と思しき説が出てまいりました。
火を通して作った、販売する惣菜という意味で、「焼売」といいう説と、病気になった麦を焼いた時の色に似ているから「焼麦」と呼ばれ、その漢字が「焼売」に変わった、という2つの説が有力なようです。
ネットで見ると、殷の時代にも類似したものが出てくる由緒ある料理のようです。
清時代の乾隆帝の料理記録にも出てくるので、好物だったのかもしれないし、もしくは、体調の悪い時に薬を包み隠して服用するのに良い料理だったのかもしれません。
とはいえ、今は日本でも冷凍食品売り場の人気者になっている美味しい焼売という料理です。
このところ、忙しくて作れていないのですが、調べているうちに、また近いうちに作ろうかなという気になってまいりました。
今度は鶏肉で焼売でも作ってみようかと思います。
焼売について