【あらすじ】まんがで読破の「宇宙戦争」を読んだ感想

まんがで読破の宇宙戦争を読みましたので紹介します。近代において突如、宇宙人が侵略してきます。その中で青年が宇宙人と闘いながらも、色々な人間模様がある小説みたいです。私はまんがで読破しか読んでないですし、活字の本を読んでいないので詳細な内容は知りませんが、まんがで読破のあらすじだけでも把握したので、機会があったら小説を読んでみたいです。では、そんなまんがで読破の宇宙戦争を紹介します。

著者紹介

H・G・ウェルズ

H・G・ウェルズは、イギリス出身の作家・批評家です。ケンジントンの科学師範学校に入学後、生物学を学ぶ中で進化論に興味を抱きます。その進化論の影響を生涯受ける事になります。処女作である「タイムマシン」で注目を集めて進化論、社会主義を背景とした社会小説と文明批評を発表しました。

登場人物

ジョージ・ロズウェル

ジョージ・ロズウェルは小説家志望の青年です。結婚していて妻がいるようです。

砲兵

英国軍の兵士であり、火星人と戦闘後にロンドン郊外に身を隠します。

牧師

テムズ川でジョージ・ロズウェルと出会い行動を共にします。気弱な性格のようです。

火星人

人類を凌ぐ科学力で地球を侵略してきます。

トライポッド

火星人が乗っている殺戮戦闘機です。

第一

ロズウェルが新聞社で自分が書いた小説を新聞社の人に見せますが「つまらん」と返されます。その時に、新聞社に電話が来てある報告を受けます。それは宇宙船がイギリスの地に飛来してきた事です。最初は、隕石だと思われたその飛行物体は火星人の移動機械だと分かりました。しかし、その火星人の移動機械は人類を殺戮するための機械だと分かった時にやじうまに来ていた人たちや、火星人と接触するために来ていた天文学者は殺されてしまいます。人々は逃げ惑う事が精一杯でした。そんな中、イギリスの最強部隊が火星人に攻撃を開始しますが、あっという間に全滅します。

第二

森の中で火星人が乗っている殺戮戦闘機とイギリス軍の戦闘が開始されます。森の中での地の利を活かしながら戦うイギリス軍。遂に火星人の戦闘機を一機破壊します。目視で確認し、ロズウェルが推測している火星人の戦闘機の数は残り8機でした。1機を破壊して人類の勝利が近付いてると喜びますが、空から無数の戦闘機を格納した円筒物が飛来してきます。最初の数は先兵で偵察兵のような役割だったのでしょうか?ロズウェルは絶望に近い表情を見せます。

第三

イギリス全土がパニックに包まれて我さきにと海外に脱出を試みます。最初の飛来物が来てから三日目でイギリスの社会は崩壊してしまいます。モラルは無くなり略奪等が起きてしまうのでした。そんな中、ロズウェルは神父と行動を共にします。集落にやってきたロズウェルと神父は食料を確保しました。しかし、そこでも火星人の殺戮戦闘機を格納した円筒物が飛来してきます。大地震のような衝撃でロズウェルと神父が潜んでいた家は瓦礫の山に包まれてしまいます。飛来物が地面に衝突した衝撃で、ロズウェルは食器棚の下敷きになり意識を失います、目覚めると潜んでいた家から出て火星人の醜悪な体を見るのでした。なんとその火星人達は、捕まえた人間の血を吸い始めています。そして、ロズウェル達は気づくのでした。それは、火星人は人間をエサと認識してる事に。

第四

神父と家に潜んでいるロズウェルは10日間、家に潜む事にします。食料がもって10日間ほどだと計算して持久戦で火星人達からやり過ごそうと企むのでした。しかし、問題が起きます。神父がロズウェルが寝ている隙に、食料を勝手に食べてしまうのでした。怒ったロズウェルが食料を管理する事になります。しかし、神父は気が狂ってしまいます。神父が大声をあげて身を潜めている二人は危機的な状況になります。火星人は大声に気付き神父は殺されてしまうのでした。ロズウェルは難を逃れて、薪倉庫に隠れて11日目にして、喉の渇きを耐えられず外に飛び出して気づくのでした。火星人達はどこかに行ってしまったと。

第五

隠れていた家から出て腹を満たすために外に出たロズウェルは、一人の男と出会います。その男はイギリス軍の砲兵として戦っていましたが隊が全滅して敗走している時に、民衆と混ざり逃げていました。しかし、民衆の行く方向を危険と察知して逆走し一人逃げ延びてきたのでした。その男は火星人達を皆殺しにする計画があるとロズウェルに打ち明けます。その計画とは、火星人達の戦闘機を奪い取り、火星人の武器である戦闘機で火星人を殲滅させると言うのです。ロズウェルは自分が戦う事を放棄していた事を恥じ入るのでした。そして、ロズウェルはその男の計画に乗る事にしたのです。まずは、坑道を掘り、近くの町までつなげる為に穴を掘る事になりました。ロズウェルが穴を掘り進めていき、その男が見回りをしている事となったのですが、ロズウェルにふつふつと疑念が湧き上がるのでした。毎夜、その男とワインを飲みながら今後の計画について議論し、その男は雄弁をふるうのですがロズウェルは気付いてしまうのでした。その男の正体に。

第六

ある夜、その男とロズウェルはワインを飲みながらトランプをしていました。トランプをして負けてしまったロズウェルは怒ってトランプのカードをその男に向かって投げつけます。怒った理由は、トランプに負けたからではなく、その男の口先だけ夢想にしがみつき自分は安全な場所で享楽している日々に対して怒ったのでした。そして、ロズウェルはロンドンへ行く為にそこから離れていくのでした。

第七

ロズウェルは旅すがら、絶望的な考えに浸ってしまうのでした。それは、このまま生きていてもしょうがないではないか、死んで終わりにしよう、と言う考えに。しかし、ただでは死なないという気持ちで、火星人の戦闘機に戦いを挑むのでした。斧一本で、戦闘機に向かっていき、こう叫ぶのでした。

「おまえらにとって俺たちは、科学力の劣る知能の低い低俗な生物かも知れん。ためらいもなく殺せる家畜かもしれない。だが、その営みを愛を!人間をなめるなぁっ」

株式会社イーストプレス

と。その瞬間に、戦闘機は倒れてしまいます。戦闘機から、火星人本体がずるりと出てきて落ちてしまいます。もう火星人は死んでいたのです。ロズウェルが街中に進んでいくと、火星人の死体が山のようにあるのを見ます。そして、ある事実を知るのです。それは、火星人は地球の細菌によって死んでしまったのです。そして、最後にロズウェルは妻と会い抱擁を交わすのでした。

感想

著者のウェルズの思想が反映された小説なのかなと思いました。まんがで読破を読む限りですが。著者は進化論に影響を受けていたそうなので、細菌によって火星人が死ぬのはそうなのかな、と思いました。活字の本を読んだらまた別な印象を受けると思いますが。

主人公のロズウェルが逃げまどいながらも、戦う姿勢を学び、しかし戦う姿勢を教えてくれた人から失望してしまったりするのがドラマチックな話だと思いました。

まとめ

SFの金字塔、宇宙戦争は映画化もされており、興味ある方は映画から入っても楽しめそうですね。私はまんがで読破の宇宙戦争を初めて見ましたが、オチが細菌によって敵である火星人が死ぬのが斬新だなと思いました。これからも、まんがで読破シリーズを読んでいき、小説の起承転結を意識したマンガを読んで少しでもいいから本当の小説を読んでいきたいです。

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仙台の人

図書館にある、まんがで読破シリーズを全て読みたいと考えています。

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