ウェディングケーキの歴史

3段のウェディングケーキは英国式

皆様は、ウェディングケーキというと、どのようなものを思い浮かべられますか。

ウェディングケーキの画像

このような、三段重ねのものを想像されるのではないでしょうか。

実はこれは英国式のウェディングケーキの習慣が入ってきたもので、フランスではクロカンブッシュというシュークリームが山積みになったウェディングケーキになっております。

クロカンブッシュの画像

ウェディングケーキの起源と変遷

結婚式のお祝いの席に菓子を供する、という習慣は、古代ギリシャに由来すると言われております。

新郎新婦の幸せを願って、豊穣の象徴である小麦で作ったビスケットを砕いたものを花嫁の頭上に振りかける習慣があったそうです。

この習慣は、その後の英国にも受け継がれ、ショートブレッドを砕いたものを花嫁の頭に振りかけたり、ライスシャワーなどもこの習慣の名残となっております。

そして、3段のウェディングケーキはどこからきたのかと申しますと、19世紀のヴィクトリア女王の王女様の結婚式で3段の豪華なウェディングケーキが作られたのが話題となり、それ以来のトレンドとなっているようです。

日本でもこの習慣は紹介されていたものの、広く行われるようになったのは意外に遅く、芸能人の結婚式の様子がTV等で放送されるようになってからという事が書いてありました。

昔は、プラスティック製のイミテーションケーキに、新郎新婦が入刀する部分だけケーキになっているものが流行っておりましたが、今は、すべてフレッシュな3段ケーキの方が主流になってきました。

筆者の昔の知り合いには、3段ケーキの1段目は杏の入ったパウンドケーキ、2段目がショートケーキ、一番上はプリンがいい、というかなり変わった事を言っている人もおりました。

これからも変わっていく結婚式のトレンド

この記事を書いた時に電脳空間を走り回って調べておりますと、ウェディングケーキなしの結婚式を行いたい、というご意見も今は結構ある、という事を知りました。

代わりにデザートビュッフェを充実させたい、というご意見もありました。

時代は変わるものだと思って、興味深く眺めておりました。

これから、結婚式はどう変わっていくのか、少々楽しみでもあります。

ウェディングケーキについて

https://www.mwed.jp/articles/10815/

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モーニング

朝が弱く、空気が読めないキャラクターです。食べ物についてのコラムを中心に書かせて頂きたいと思います。 好きな事は、読書と料理、菓子作りです。

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