クレオパトラ7世様の食卓についての考察
皆様は、歴史上の人物が食していた食べ物、というものに興味はございますか。
筆者はそういうものに非常に興味をそそられる性分です。
クレオパトラ7世様はエジプトの王ですがギリシャ系の人だったので、ギリシャ系文化圏で作られていたチーズケーキも食していたと推測されます。
そして、無花果やデーツも好みだったと伝わっているので、それらを入れたチーズケーキやパンも料理人に作らせていた事でしょう。
実際、或る本にてクレオパトラ様の食卓を再現した写真の中に、ヤギの乳のチーズで作った、無花果の入ったチーズケーキも含まれていました。
それを読んだ若かった当時はそんなものかと思って見ておりましたが、年齢を重ねてから、上記のような事情が分かってまいりました。
デーツの入った菓子パンを食していた可能性
そのほかにも、エジプトはデーツ(ナツメヤシ)の産地であり、世界初の菓子パンの産地でもあったので、デーツの入った菓子パンも作らせていた事でしょう。当時は製粉技術が未熟で、また、篩もよいものがなかったので、どの位良い粉が手に入ったか不明ですが。
現在になって、下級貴族のお方のミイラ等を調べてみると、パンが好きだったと思われるお人は歯がパンを作った粉に混入していた砂ですり減っていたそうですが、さすがに女王陛下に出されるパンではそういう事はなかったと思います。
デーツの画像
プトレマイオス朝の歴史について
なお、どうして題名が「クレオパトラ7世」と銘打ってあるかと申しますと、クレオパトラという名前の女王はエジプト最後の王朝であるプトレマイオス朝に7人おられるからです。
その中のエジプト最後の女王はクレオパトラ7世となり、それ以後はローマの属州となっております。
ちなみに、クレオパトラ7世様の母上様の名前もクレオパトラだったそうです。
こんなに家族に同じ名前がいて混乱しなかったのか、と他人事ながら心配になりますが、乳母制度や何かが充実していて、また、現在の家族のように近接した部屋の一つの家で暮らしていた訳ではないので、成立していたのでしょうか。
また作ってみたくなったケーキのレシピ
ずっと昔、クレオパトラ7世様の食卓の再現写真を見て、インスパイアされて作ったケーキのレシピがあったのですが、それをまた作ってみようかな、と今回調べてみて思っていたところです。
昔の私より製菓技術が上がっているので、もっとよいものが出来るかもしれません。
レシピを組みなおして、よい物が出来たらこのブログにアップしようかと思います。
クレオパトラの食生活について
https://mololab.com/special/cleopatra.html
https://www.meiji.co.jp/meiji-shokuiku/ijinnokoubutsu/cleopatra/