ハロウィンはもともとケルトの「大晦日」
もうすぐハロウィンですね。
ハロウィンの起源は、昔のケルト文化の大晦日、「イヘ・ハウナ」という事になっております。
日本の大晦日と似たような感じで、先祖の霊が帰ってきたりする日で、わりにしんみりと過ごしていたようですが、いつの間にか世界中でフェスティバル化したような感じがございます。
ハロウィンのお化けかぼちゃの置物の画像
今、世界で一番ケルト文化が色濃く残っている地域は、アイルランドということになるのでしょう。
今回は、アイルランドでハロウィンの時期に食べられているものなどをご紹介したいと思います。
ハロウィンのケーキ
代表的なのは、バーンブラック、もしくはティーブラックというケーキになります。
レーズンとかんきつピールが入ったケーキです。
昔はイースト発酵させるバーンブラックが作られていたのですが、時代が下り、ベーキングパウダーが発明されて普及すると、文化的にイーストの扱いが少々苦手なアイルランドの方々は、ハロウィンの時期にはこぞってティーブラックを作るようになりました。
レーズンを一晩紅茶に漬け、それに卵と溶かしバターと砂糖と粉を入れて作るケーキになります。
英国のクリスマスプディングのように、中に指輪やコインなどのグッズを入れて焼き上げるそうです。
日本では法令の関係で中に食べ物ではないものを入れた菓子を流通させることはできませんが、家で作る分には違法になりません。
作り方も簡単なケーキなので、ハロウィンのイベントとして指輪やコインが入ったティーブラックを作って楽しむというハロウィンの過ごし方もあると思います。
ハロウィンのポテトサラダ
もう一つ、ハロウィンの時期の食べ物といえば、「コルカノン」というものが挙げられます。
これは、ケールとジャガイモでつくるポテトサラダのような料理です。こちらも簡単にできるので、試してみられるのも面白いと思います。
ケールが手に入りにくい場合は、キャベツの芯や固めの外葉を使うと本場のお味に近くなると思います。
皆様もぜひ、ケルト文化のハロウィン料理をお暇があれば試してみてください。
ティーブラックについて
コルカノンについて